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2005年、6月15日。
｢そういえば、今日じゃないっけ。遅れてくるって子。｣
｢あぁ、そういえばそうだね。｣
｢どーでもいい。｣
｢また悟はそんな事言って……｣
｢女かな？｣
｢さぁ、どうだろう。｣
全くもって興味のなさそうな五条は机にうなだれ、夏油は多少興味を持っている。家入は、たった一人の女の中にもう一人くらい女が来てくれないかなと考えていた。
｢お前ら、揃ってるな。今から、お前らと共に授業を受けるもう一人の新入生を紹介する。
入ってこい。｣
夜蛾が声をかけると、ガラッと教室の扉が開く。そのオーラに、五条はピクッと体を動かした。呪力量の桁が違いすぎる。五条には、すぐに分かった。
｢……凍氷家の末裔……｣
五条がボソッと呟いた一言が耳に届いたようで、新入生は五条を見てニコッと微笑んだ。
｢こんにちは、初めまして。僕は
｢……え、女？｣
｢女ァ！？｣
｢へぇ、あんた女なんだ。｣
｢ははっ、このナリじゃ驚かれても仕方ないね。｣
女にしては高い身長、少しハスキーな声、立ち姿、話し方、少し中性的な男のよう。しかし、言われてみれば骨格や体のラインなどは女性らしいかもしれない。
｢凍氷A……1000年前凍氷家の使っていた術式を使いこなせる逸材……って……お前？｣
｢ははっ、そんなふうに名前が知れているのは、少し恥ずかしいけど……間違いないよ。｣
凍氷家＿＿御三家と関わりはないものの、名の知れた術師の家系。その術式は氷。1000年前に使われていた術式だが、その人物以外誰も使いこなせなかった。使えたとしても、呪力が足りずに死に至る者もいたとか。
しかし、1000年経った今、その術式を使いこなせる逸材が産まれた。それが彼女だった。こんな人物、今産まれなければ後に生まれるのはまた1000年後か……もう無いかもしれないとも言われている、五条悟と同じくらい貴重な逸材である。
｢あとは、生徒たちで親睦をふかめろ。以上。｣
そう言って、夜蛾は教室から出ていった。
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チビじゃねぇし、お前らが高すぎんだよ。♂ - ガチめに笑い方が宿儺になったのだが (2021年2月14日 4時) (
レス) id: 175edfd33c (このIDを非表示/違反報告)
ta0628tm0105(プロフ) - 次男…………なんかあった説…………最っ高、であります！！！良い良い！！俺はいま機嫌がいい！！！！ケヒッもう、最っ高…………続き待ってます！ (2021年2月14日 3時) (レス) id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
rindou0505(プロフ) - とっても凄く好きな内容でした。本当に素敵な作品です。なんでお気に入りの登録者がこんなにも少ないのかが全く理解出来ません。が、応援しています。お身体に気を付けて作品の更新をして下さい。 (2021年2月10日 0時) (レス) id: abbbc2a66d (このIDを非表示/違反報告)
しぃぷ(プロフ) - え、めっちゃ好き……最高か？秒でお気に入り登録しました。素敵な作品有難う御座います！！更新頑張って下さい！！！ (2021年2月9日 23時) (レス) id: c3f6824249 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 最高ですめちゃくちゃ面白い…好き… (2021年2月9日 22時) (レス) id: 470bfeaa7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2021年2月9日 17時
