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二人は共有スペースまで来ると、向かいあわせでそのソファーに座る。
｢それで、二人で話ってなんだい。｣
｢ばか、こんな話は普通Aも混じえてするもんなんだ。空気を読んだんだよ。｣
｢だろうと思ったよ。｣
そう言って、夏油はフッと口角を上げて笑った。あんなにも焦った顔をした真希を見るのは今までで一度もなかった。
｢………今回、ギリ失明しなかったレベルだよ。ほんとに、ギリギリね。……上層部はこれを狙ってAに任務を詰め込んだんだと思う。｣
｢………そう。………やっぱり、上は腐ってるね。｣
｢…殺すなよ。｣
｢分かってるさ。｣
そこまでして複製眼を潰してしまいたいのか。これだから臆病者は困るんだ、と夏油はため息をついた。
｢使いすぎって言うのはね、並のレベルじゃないんだよ。めちゃくちゃに使い込んで、連日、連続使用をした結果だ。あいつの任務、確認してる？｣
｢いや………あの子は私が管理しなくても自分で管理していたから………大人になるためにも、それがいいかと思って。｣
｢…まぁ、それは間違いじゃないしな。詰めるだけ詰め込まれた任務をなんの疑いもなくあいつがするはずもない。｣
｢……当て付けだよ。こんなもんじゃ自分はへたばらないぞってね。……自分のキャパを見失ってしまっては本末転倒だけど。｣
昔から負けず嫌いだった。夏油に負ければそれに勝てるようにと訓練をするし、努力を怠らない子だった。今でも必ず勝てるという訳では無いが、少なくとも一本は取れるようになった。
近い将来夏油にだって勝てるようになるだろう。
｢…………私ね、思うんだ。｣
｢…………あぁ。｣
｢……あの子は、…本当に術師でいいのかって……今回、改めて思ったよ。｣
｢………それは私達が決める事じゃないからなんとも言えないな。普通の暮らしに戻ったところであの子が命を狙われる事実は変わらない。最適なのは、複製眼を取り除くこと。……でも本人がそれを望んでない。｣
夏油もよく分かっていた。でも、もしそうなると彼の視界を奪う事になる。訓練は受けていても、それなりにリスクはある。何よりそれは親としての夏油が許さなかった。せっかく健康体で産まれてきたのに、本人の希望無しで目を取り除くなんてことは出来なかった。
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魔灯 - 任務代わってくれる棘君優しいな 真希ちゃんと夢主君幸せになってくれー！ (2021年9月5日 17時) (
レス) id: 43f1bbcd44 (このIDを非表示/違反報告)
魔朝@Bsc(プロフ) - 幸穂ちゃんマジかぁ.............実幸ちゃん達も辛いやろなぁ..........夢主くんがこの一件をきっかけに大量虐殺とかおかさなきゃいいけど......とめて夏油さん！！ (2021年6月22日 20時) (レス) id: 9bfc59222b (このIDを非表示/違反報告)
都和(プロフ) - ここで辛い展開やってくると思わなかった、、、頑張れ息子くん！ (2021年6月22日 15時) (レス) id: a33a5cff70 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 真希ちゃんが男前過ぎて……(泣)逆にかっこいい (2021年6月18日 16時) (レス) id: 947326f28f (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - ついに息子くんと真希ちゃんがッ!!!!!!!!嬉しい!!幸せ!!トキメキと癒しをありがとうございます!!今夜はお赤飯でお祝いしようと思います!!!!!!笑 (2021年6月9日 18時) (レス) id: addf3f5d58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2021年6月6日 1時
