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犯罪組織に平和な日なんてない。たまにある休息のひと時は欠かせないものだ。談話室で、九井はカタカタとパソコンを打ち、鶴蝶はマイキーと次の取引について話していた。望月と明司はぷかぷかとタバコをふかして、三途は銃の整備。蘭と竜胆は七並べ。各々好きなことをして過ごしていた。
時刻は夜の10時半。仕事しろ。
｢兄貴ダイヤのA止めてるだろ。｣
｢さぁなぁ♡｣
｢二人でやってんだから兄貴しか止めるヤツいねーだろ。｣
｢竜胆こそスペードの5止めてんだろ〜？｣
先程まで裏切り者をスクラップにしていたところだと言うのに、この男たちは呑気なものだ。罪悪感を感じたことすらなさそうなその男たちにツッコム者などここには一人もいない。
すぐ側で銃の整備をしていた三途は、｢試し撃ちだァ！｣などと声を張り上げながら明司に銃を向けたものの、佐野の｢三途｣という一言で大人しく銃を下ろした。
｢おい、モッチー。明日の案件お前で決まったから。｣
｢おいいつの間に決まったんだよ。｣
｢今。｣
｢ほれ｣と、九井は望月に資料を渡すと、望月は渋々とその資料を受け取った。生憎、その日のその時間に空いているのが彼だけだったので致し方なくだ。本来なら灰谷たちに回してもいい案件だったが、どうしてもその時間帯でないといけなかった。現状、一番働いているのは望月と九井と鶴蝶だった。
三途ももちろんNo.2なのでそこそこの仕事はこなしているが、薬をキメて暴れまくり、結果九井の仕事を増やす馬鹿野郎だ。こんなやつに給料を払っているんだと思うと涙が出てくる、と九井は嘆いているのだとか。
するとそこに、明司の携帯が鳴った。ディスプレイにはAの名前。｢珍しいな｣と、少し頬を緩ませながらその電話をとった。その様子に、｢あ、Aか｣と彼女の存在を知る者の誰しもが納得した。すぐ横から｢お前なにAと電話してんだジジイ！！！｣なんて三途からの罵倒が飛んでくるが、お構い無しにその電話をとる。
｢もしもし？お前からなんて珍しいじゃねぇか。｣
いつも通り電話に出た明司だったが、数秒後突然顔色を変えた。
｢……おい、どうした？何があった？｣
その只ならぬ空気に、その場にいた幹部たちも顔を顰めた。そして、その次に聞こえてきた単語に驚愕することになる。
｢は？………殺した………？｣
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鈴(プロフ) - 続編おめでとうございます！！ (2021年10月30日 10時) (
レス) @page10 id: df5b843723 (このIDを非表示/違反報告)
りく - 文章の構成などもお上手で先が読みたくなってしまいました。応援しています！ (2021年10月20日 14時) (レス) @page22 id: cb6ced8fcf (このIDを非表示/違反報告)
五条悟(プロフ) - なんかこのまま嬉々として蘭ちゃんが梵天に笑顔で入れそうだな。レオ君と共に (2021年10月16日 6時) (レス) @page4 id: e4f8a98264 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぽぽ(プロフ) - 続編おめでとうございます！！！！これからも更新頑張って下さい(^^) (2021年10月16日 4時) (レス) @page4 id: 908e4168b8 (このIDを非表示/違反報告)
紅華(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも楽しく読ませていただきます！ (2021年10月16日 2時) (レス) @page2 id: 530da25b74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2021年10月16日 2時
