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｢…嘘だよ。殺しはしないから。｣
｢え、う、嘘？｣
｢あ、認めてないのはほんと。｣
｢あ、はい…………｣
先程と雰囲気がガラリと変わった彼を前にガクッと肩を落とす虎杖の肩を、釘崎と伏黒がトントンと叩いた。
｢A、あまりいじめてはいけないよ。｣
｢分かってる。｣
｢あんた、なんの術式使うの？｣
｢私は呪霊操術と……複製眼を使うよ。｣
そう言って、彼は眼鏡の奥の瞳を指さした。
｢複製眼！？！？｣
｢なに？ふく？｣
｢これだから無知は！！｣
｢…まぁ、簡単に言えば、術式をコピーできる眼のことだ。数百人に1人現れるか否かの確率の眼。｣
｢なんかよくわかんねーけどすげぇことは分かる！！｣
｢………今日の任務大丈夫かな………｣
｢大丈夫だよ、恵も居るし。｣
｢なぁ、そのお前の隣にいる鷹みたいな鳥は？｣
｢あぁ、これは武器庫の呪霊。5年くらい前に拾ったんだ。｣
そう言って、腕に乗ってきたそれの頭を撫でる。見るからに鷹のような見た目なのになぁ、と思っていると、その鳥の顎がｶﾞｺﾝｯと外れる。
｢うっっっっわ！！！｣
｢ここから呪具が出てくるんだよ。｣
｢きもっ………｣
｢失礼な。｣
ドストレートにキモイと顔を歪める釘崎。確かにグロテスクな見た目ではあるが、言う程だろうかとAは鷹の顎を撫でた。
｢さ、自己紹介が終わったところで任務に向かおうか。間に合わなくなるよ。｣
｢じゃあ、早く行こう。この後みんなと合流したい。｣
そう言って制服の黒いネクタイをキュッとしめた。自分たちよりも年下なのにずっと大人っぽい。
｢………俺もネクタイ付ければ大人っぽくなんのかな。｣
｢無理。｣
｢無理だな。｣
｢そんな即答せんでも良くね！？｣
｢…………ほんとに大丈夫かな。｣
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零落(プロフ) - 久々に占ツクに戻ってきたら超良作に出会って、一気に最新話まで読んでしまいました。話の途中で何度も笑ってしまったり、感動したり…もう最高です！素敵な作品をありがとうございます。これからも更新楽しみにしております。 (2021年6月4日 6時) (
レス) id: 35493f6139 (このIDを非表示/違反報告)
方言男子 - やべ、性癖に刺さった (2021年5月26日 18時) (レス) id: b75236f17d (このIDを非表示/違反報告)
海洋生物(プロフ) - 続編おめでとうございます！成長した夢主くんかっけぇ！あと面白い！これからも頑張ってください！ (2021年5月25日 7時) (レス) id: c21e60aa61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2021年5月25日 5時
