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「恵と悠仁と野薔薇には、今から合同の任務に行ってもらうよ。」

「合同?ナナミン?それとも別の先輩?」

「いいや。」





夏油は少し笑いながら首を横に振った。その後ろからひょっこりと五条が現れる。





「こいつの息子〜」

「え、夏油先生子供いんの!?美々子先輩と菜々子先輩だけじゃねぇの!?いくつ!?」

「今中一だよ。」

「え、でかくね!?中一!?あ、ミミナナ先輩と同じパターン?」

「まさか。正真正銘私の息子だよ。」





夏油がそう言うと、虎杖と釘崎の動きがピタッと止まる。





「あっはは!こいつ知らないところで女はらませてんのウケるよね〜」

「こら。」

「うわぁ…」

「奥さんは?」

「いないよ。あの子のお母さんはAを私に預けて蒸発しちゃったからね。初めて会ったのは4歳の頃かな?」

「クソじゃん。」




釘崎は心底軽蔑しましたと言った表情で夏油を見た。五条に比べればまだマシかと思っていたが、これは同レベルもいいとこだ。





「……まぁ、そういう反応になるよな。」

「伏黒会ったことあんの?」

「昔から知ってる。」

「とにかく、待たせてるから行くよ。」

「でも、中一でしょ?大丈夫なわけ?」

「あの子のこと甘く見ない方がいいよ。」





五条のその言葉に、二人は首をかしげる。五条は任務に行くからと別行動をし、夏油に連れられてきたのは虎杖が初めて七海にあった場所だった。

そこには白いブレザーの制服の下に赤いベストを着た少年が、鳥のような呪霊と戯れている姿があった。





「おすわりは。」

「鳥はおすわりしないって。」

「…あ、父さん。」

「紹介するよ。私の息子のAだ。」

「はじめまして、夏油Aです。」





彼は立ち上がると、虎杖と釘崎に手を差し出した。





「お、よろしくな!俺は虎杖悠仁!」

「私、釘崎野薔薇。」

「あなた方の話は聞いてますよ。特にあなた。宿儺の器……なんとも奇妙なものを体内に飼っているそうな。」

「あ、あはは……」

「言っておきますが、私は規定側だ。七海さんはあなたを術師と認めたそうだけれど、私はまだ認めていない。術師として認めるか否かはこれから決める。今のところは、私にとっても死刑対象と言うことで。」





彼はそう言って、人の良さそうな笑みを浮かべた。それと同時に、ゾワッと背中を撫でるような悪寒が走る。

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零落(プロフ) - 久々に占ツクに戻ってきたら超良作に出会って、一気に最新話まで読んでしまいました。話の途中で何度も笑ってしまったり、感動したり…もう最高です!素敵な作品をありがとうございます。これからも更新楽しみにしております。 (2021年6月4日 6時) (レス) id: 35493f6139 (このIDを非表示/違反報告)
方言男子 - やべ、性癖に刺さった (2021年5月26日 18時) (レス) id: b75236f17d (このIDを非表示/違反報告)
海洋生物(プロフ) - 続編おめでとうございます!成長した夢主くんかっけぇ!あと面白い!これからも頑張ってください! (2021年5月25日 7時) (レス) id: c21e60aa61 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年5月25日 5時

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