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｢…え、なに？無理じゃね？透視スキル持ってる感じのお方？｣
｢持ってない感じのお方。｣
｢なんでこっちがボロボロになるわけ！？｣
地面に座り込んでゼェハァと肩で息をする2人と、くるくると真希に借りた呪具を回すA。
｢2人…特に悠仁とAとでは場数も訓練量も大きく違うからね。｣
｢もしかしたらいつか眼が潰れるかもしれないし、見えなくても戦えるように訓練はしてあるよ。｣
｢え、なんで？｣
｢……私は教員じゃないから教えないよ。おたくの担任は複製眼について教えてくれてないの？｣
｢A〜〜〜〜聞こえてるよ〜〜〜〜？？？｣
｢だから言ったろ、後悔するぞって。俺よりも場数踏んでんだから。｣
｢え？そんなに？？｣
｢まぁそこそこにそこそこは。｣
五条に目隠しを返して、眼鏡をかけ直すが指紋がベッタリ着いている。レンズをベタベタ触りやがって…と文句を言いながらメガネ拭きでそれを拭く。
｢レンズは触るなって言ってるのに。｣
｢そいつに預けたお前もお前だろ。｣
｢てへ♡｣
｢レンズに触る方も触る方でしょ。｣
｢毎回言われてんだから学べよ。｣
五2人の僕への当たりの強さなんなの？｣
日に日に強くなっていく二人の自分への当たりに納得がいっていないようだが、自業自得といえばそうだ。
｢そういや、Aって何級くらいなの？｣
｢準2級かな。｣
｢…え、まじ！？｣
｢ほんとほんと！本来ならもう準1級に推薦してもいいんだけど、この子の親父がまた面倒なのよ。高専に入学するまではこれ以上等級上げないって言うんだから。｣
｢その面倒な親父の前でそれを言う勇気は称えてあげるよ。｣
｢そんなん勝てるわけないじゃない！｣
2人はそのままグラウンドに寝そべり、あー！と大きな声を上げてため息をついた。虎杖のように素質のある人間でも、場数を踏んできた人間には到底かなうはずもない。
｢ストレッチせずにしたからあんまり体動かなかったな…｣
｢なら今からやる？その後は僕と手合わせしようよ。｣
｢え、やりたい。｣
｢じゃあストレッチしよう！｣
え、あれで動けてなかったの？と虎杖と釘崎は顔だけを起こして乙骨とストレッチをするAの方を見た。父親が最強なのはもちろん知っている。しかし、息子の方もそうだなんて聞いていない。
もちろん、息子の存在を知らなかったのだから当たり前といえば当たり前なのだが。
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零落(プロフ) - 久々に占ツクに戻ってきたら超良作に出会って、一気に最新話まで読んでしまいました。話の途中で何度も笑ってしまったり、感動したり…もう最高です！素敵な作品をありがとうございます。これからも更新楽しみにしております。 (2021年6月4日 6時) (
レス) id: 35493f6139 (このIDを非表示/違反報告)
方言男子 - やべ、性癖に刺さった (2021年5月26日 18時) (レス) id: b75236f17d (このIDを非表示/違反報告)
海洋生物(プロフ) - 続編おめでとうございます！成長した夢主くんかっけぇ！あと面白い！これからも頑張ってください！ (2021年5月25日 7時) (レス) id: c21e60aa61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2021年5月25日 5時
