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「もちちゃんの手大きい〜♡」

「お前の手がちいこいだけじゃねぇか?」





タバコを吸う望月の膝の上できゃっきゃとはしゃいでいるAと、兄なのに放って置かれる蘭。もう一人の兄である竜胆はヤク中と仲良く正座中。普通なら優先するべき順位は違うだろう、とツッコミを入れなければならないわけだが、Aが楽しそうならいいか、と結果そこに落ち着いてしまう。

しかし後で望月は殺す。と心に決めて、蘭はタバコに火をつけた。とは言ったものの彼に手を出せばAが黙っちゃいないので結局は何もしないのがオチなわけだ。





「A〜蘭ちゃんの手も大きいだろ〜?」

「蘭ちゃんよりもちちゃんの手の方が男って感じするから好き〜かくちゃんの手もかっこいいよね♡」

「……望月まじで覚えてろてめぇ。」

「悪かったな灰谷ブラザーズ共。」





殺す勢いで睨んでくる灰谷兄弟に、望月は余裕な表情だった。なぜAが望月に懐いているのか、というのはあまり明確には分かっていないが、天竺時代、初めて合わせた頃は普通だった。

まぁ周りと同じくらい懐いていただろう、という感じだったし、他に懐いている人間といえば、武藤や鶴蝶や半間。斑目に関しては、もはや犬扱いだったのを覚えているし、黒川にも懐いていたように記憶されている。しかし、彼が大人になるにつれて、世間的に言うダンディーな男になっていく頃からあんな感じだ。

周りにはあまりいなかったタイプ。だからこそ珍しかったのかもしれない。





「姫〜ダンディーで言ったら俺もだろ?」

「てめぇお嬢に近づくんじゃねぇぞゴラァ"!!」

「春ちゃん、うるさい。」





明司に噛み付いた三途に見向きもしないままそういったAに、彼は叱られた犬のようにしゅんとして正座をし直した。





「おみちゃんはダンディーだけど、渋いって感じじゃないんだよね〜でもおみちゃんも好き〜♡」

「そりゃ嬉しいな。」

「A、そいつはジジイだぞ!こん中で一番歳食ってんぞ!!!」

「春ちゃんうるせぇ。」

「お前学習能力ゼロかよ。」





またも怒られた三途に、九井は小さく呟いた。隣にいた竜胆は珍しく彼に賛同するような形で激しく頷いた。俺の方がいいだろうと言いたげの表情で、だ。

忘れないでいて欲しいのは、ただいま二人は彼女に言われて仲良く正座中なのだ。全く反省していなさそうなその様に、九井は大きくため息をつく。

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自律思考固定砲台 - 梵天大好きな私の為に作られたのかと思った…。作者様、マジで神じゃん!? (9月27日 22時) (レス) @page38 id: 426cb43a7c (このIDを非表示/違反報告)
わわるこ(プロフ) - 夢主ちゃんがマジで好み過ぎる… 主様の作品大好きです!応援してます! (9月26日 12時) (レス) id: e592c4a1c9 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 面白いです!応援しています! (9月20日 13時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
ma(プロフ) - 灰谷兄弟の妹めちゃくちゃいい作品に出会えて嬉しいです!春千夜大好きなので梵天絡みまじ好きです!落ち楽しみにしてます!!これからも更新頑張ってください^_^応援してます! (9月16日 13時) (レス) id: 70f00aa1ca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年9月16日 2時

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