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仕事の話が終わるまで、彼女が大人しくしているはずもなく、佐野の髪の両サイドを編み込んでみたり、目の下のクマを伸ばして遊んでみたりと鶴蝶の寿命を縮めるようなことばかりしてしまう。





「……報告は以上です。……A、その髪ほどいとけよ?」

「はーい。ねぇねぇ、もちちゃんいつ帰ってくんの?」

「さぁな。そろそろじゃないか。」





髪をほといているAにそう答えると、彼女は嬉しそうに佐野の頭を撫でた。久しぶりの感覚に、佐野の頬も珍しく上がっている。





「A、望月帰って来たって。」

「え、ほんと!?」

「今連絡が入った。」





鶴蝶が彼女にそう伝えれば、きゃっきゃとはしゃぎながら部屋を出ていく。部屋を出れば、まだ取っ組み合いの喧嘩をしている竜胆と三途の姿があった。





「A、その二人何とかしてくれ。蘭に言っても話になんねーから。」

「えー、やだよ。今からもちちゃん帰ってくるんだもん♡」

「はぁ……」

「A〜久々に蘭ちゃんに会ったんだから蘭ちゃんに構ってくんねーの?」

「もちちゃんが先〜」





彼女の肩に顎を乗せれば、直ぐにそれは避けられてしまう。蘭は小さく舌打ちをして、ぐだっとソファーに座った。その間も、Aは今か今かと望月の帰りを待った。

しばらくして、部屋の扉が開けられると、Aは勢いよくその人物に飛びついた。





「もちちゃん久しぶり〜♡」

「びっくりした……なんだお嬢か。誰かと思ったじゃねぇか。」

「よぉ、姫さん。出所おめでとう。」




望月の後ろから現れた明司は、望月に抱きついて頬擦りをするAの頭を撫でた。





「おみちゃん久しぶり〜もちちゃん相変わらずダンディーでいかしてるぅ♡」

「そりゃどうも。久しぶりだなぁお嬢。元気か?」

「元気〜」

「お前ほんとに望月のこと気に入ってんな。」

「いかにもワルって感じがたまんない〜♡」





頬を擦り寄せながら、手のひらで顎をスリスリと撫でる。髭が肌を擦る感覚がなんとも懐かしくて、幼子のようにキャッキャとはしゃいでしまう。望月も望月で満更でないのが面白いところだ。

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自律思考固定砲台 - 梵天大好きな私の為に作られたのかと思った…。作者様、マジで神じゃん!? (9月27日 22時) (レス) @page38 id: 426cb43a7c (このIDを非表示/違反報告)
わわるこ(プロフ) - 夢主ちゃんがマジで好み過ぎる… 主様の作品大好きです!応援してます! (9月26日 12時) (レス) id: e592c4a1c9 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 面白いです!応援しています! (9月20日 13時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
ma(プロフ) - 灰谷兄弟の妹めちゃくちゃいい作品に出会えて嬉しいです!春千夜大好きなので梵天絡みまじ好きです!落ち楽しみにしてます!!これからも更新頑張ってください^_^応援してます! (9月16日 13時) (レス) id: 70f00aa1ca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年9月16日 2時

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