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皇はAを尊敬していた。自分より強い女なんてもちろん見た事がない。今までずっと自分が一番強かったからだ。尊敬できるところなんて探せば探すほどある。

だからこそ嬉しかった。しかし、そんな浮かれている皇の額に、冷たい何かが押し当てられる。





「でもさぁ、信頼してる仲間だからって何でもかんでも許せるわけじゃねーんだわ。もしもあたしらを裏切る……つまり梵天の情報を外に流したら、お前の脳天ぶち抜いてやっからな♡」

「っ……う、うっす、」





彼女の本気の目に、思わず言葉が詰まる。Aは皇の答えに満足したのか、手に持っていた(チャカ)を鶴蝶へと渡した。





「あんまり無闇に振り回すなよ?」

「そんなヘマするわけねぇじゃん♡」

「はぁ……」




あまりにも呑気なAに、鶴蝶は思わずため息をつく。しばらくして、車が停まった場所は梵天の隠家だった。





「ここは……」

「梵天の隠家〜まぁ、事務所みたいなもん?ここにうちの幹部と梵天の幹部が揃ってっからはよ行こ〜かくちゃん運転ありがとね♡」

「気にするな。俺はこのまま仕事に行くから。」





そう言って仕事に向かっていく鶴蝶を送り出し、Aは隠家とされるそこに足を踏み入れる。それを追うようにして皇も続けば、そこにはAに頭を下げる下っ端たちがいた。

しかし、皇はそんなものを気にする様子もなく彼女の後を追う。普通なら、少しはおどおどと怯えてしまったり、足がすくんだりするものなのだろう。ただそれは普通であればの話。人間の肉を噛みちぎってやるような男が普通なわけが無いのだ。その反応には、Aもご満悦の様子である。





「ここ、幹部が集まる談話室。特別に許可もらえた時は他の奴らもここに集めたりしてんだ。」

「簡単に許可なんて貰えるもんっすか?」

「だってあたしだもん♡」

「さすがAさん…!」

「失礼のないよーにしなよ〜?さっきも言った通り、やべぇやつしかいねーから。」





Aの忠告に小さく頷くと、彼女はゆっくりとその部屋の扉を開いた。

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自律思考固定砲台 - 梵天大好きな私の為に作られたのかと思った…。作者様、マジで神じゃん!? (9月27日 22時) (レス) @page38 id: 426cb43a7c (このIDを非表示/違反報告)
わわるこ(プロフ) - 夢主ちゃんがマジで好み過ぎる… 主様の作品大好きです!応援してます! (9月26日 12時) (レス) id: e592c4a1c9 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 面白いです!応援しています! (9月20日 13時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
ma(プロフ) - 灰谷兄弟の妹めちゃくちゃいい作品に出会えて嬉しいです!春千夜大好きなので梵天絡みまじ好きです!落ち楽しみにしてます!!これからも更新頑張ってください^_^応援してます! (9月16日 13時) (レス) id: 70f00aa1ca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年9月16日 2時

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