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｢てかなんでそんなことしたんだよ。｣
｢え、浮気されたから。｣
さも当たり前かのように答えたAに龍宮寺はドン引き、乾は唖然としていた。しかし、彼女にとってこれは当たり前である。
｢いやね、最初は半殺しくらいで考えてたんだけどさ。｣
｢女が物騒なことすんな。｣
｢まぁ……浮気する方が悪いっちゃ悪いけどな。｣
｢でしょ？兄貴たちもムカついたら殴っていいって言ってたから正当防衛。｣
｢お前マジで灰谷だな。それは正当防衛じゃなくて傷害って言うんだよ。｣
やはり兄たちの背中を見て育つとこうもなるのか、と龍宮寺はドン引きした様子でため息をついた。
｢ネンショーに興味があって、どーせ入るなら派手にやってやろうかなと思って考えた結果がそれ。｣
｢ネンショーに興味持つんじゃねぇよ……！！｣
｢なんでネンショーに興味持つんだ……？｣
｢え、だってあたしの周りみんな入ってるもん♡｣
彼女の言葉が乾の心にぐさりと突き刺さる。なんで興味持ったんだなんて聞いておいて、自分もその興味の対象になってしまったことへの罪悪感と、それでも興味持たねぇだろ、という疑問が頭の中で葛藤する。
｢こら、イヌピーが罪悪感で死ぬからやめろ。｣
｢兄貴たちも入ってんだよ？それでざなちゃん達にもあったんだから私も面白い出会いがあるかもしれないじゃん♡｣
｢お前灰谷か？灰谷兄弟以上にイカれてる自覚あるか？誰に教わったんだそのイカれ方。｣
｢主に兄貴かな〜｣
呑気に答えるAに、龍宮寺は頭を抱えた。前々から悪い方にズレているところはあったが、少年院に入ってイカレ具合に拍車がかかった気がするのは気のせいだと思いたい。
｢……いいか、A。浮気されたからってもう切り落としたりすんなよ。｣
｢半殺しは？｣
｢……時と場合による。｣
｢その時には俺を呼べ。俺が話し合ってやる。｣
｢やめろイヌピー。お前が行くと話し合いじゃ済まねぇ。｣
｢時と場合によるってかその場で死刑じゃね？私がいながらその辺のブスとやってるとかありえないじゃん？発 情期の猿かよって話じゃん？｣
｢女の子がやってるって言うな。｣
｢Aは可愛いからな。｣
｢甘やかすな……！！｣
ズレているのは乾も同じなようで、唯一まともな人材である龍宮寺は段々と頭が痛くなってくる。もう放置しよう、そうしよう。全てを投げ出して、メンテナンス中のバイクへと向き直った。
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自律思考固定砲台 - 梵天大好きな私の為に作られたのかと思った…｡作者様、マジで神じゃん!? (2021年9月27日 22時) (
レス) @page38 id: 426cb43a7c (このIDを非表示/違反報告)
わわるこ(プロフ) - 夢主ちゃんがマジで好み過ぎる… 主様の作品大好きです！応援してます！ (2021年9月26日 12時) (レス) id: e592c4a1c9 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 面白いです！応援しています！ (2021年9月20日 13時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
ma(プロフ) - 灰谷兄弟の妹めちゃくちゃいい作品に出会えて嬉しいです！春千夜大好きなので梵天絡みまじ好きです！落ち楽しみにしてます！！これからも更新頑張ってください^_^応援してます！ (2021年9月16日 13時) (レス) id: 70f00aa1ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2021年9月16日 2時
