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「あああぁぁぁぁあああああ!!!!!!!」

「無理無理無理無理!!!!!」

「二人とも落ち着け…!」





高専の制服を着た男子生徒ふたりと女子生徒が叫び声をあげながら森の中を走り回る。その後ろからは特級であろう呪霊がものすごい速さで追いかけてくる。

彼らは今年入学したばかりの新入生である細池、嘉田、宮瀬だった。3人での任務だったものの、報告にない特級に焦った彼らは思わず逃げ回る。





「どうすんだよ!!!俺らであれなんとかなる!?ならねぇだろ!?!?」

「なってたら苦労しないかもね…!」

「もうやだぁ…!!」

「走れ宮瀬!!止まるな!!!今止まったら確実に死ぬ!!!」

「止まらなくても死ぬわよ!!!」





天与呪縛を持ち、身体能力の高い嘉田でも特級を相手にするほどの能力はまだ持ち合わせていない。宮瀬の体力もほとんど限界で、そろそろやばいと思っていた時だった。

グシャッとその呪霊の身体が潰れて、ぼたぼたと血が流れる。





「……え?」

「あれ、居ない!?」





二人が焦る中で、嘉田はキョロキョロと当たりを見渡す。その呪霊を祓ったであろう人物を探していると、頭上から声がかかった。





「みんな無事〜?」





聞きなれたその声に、3人はいっせいに顔を上げた。





「A先生!」

「やっほ〜連絡もらって急いで来ちゃった。」





宙に浮いていたはずの彼女はいつの間にか自分たちの目の前に降り立ち、目隠しを少し上へとずらすと彼らの身体を上から舐めまわすように順に見ていく。





「うん、大きな怪我は無さそうだね。よく耐えたよ。」

「せんせぇ〜…!」





宮瀬は半べそかきながら彼女に抱きつくと、彼女ははいはいと呆れた様子で宮瀬の頭を撫でた。





「今回の件は完全に窓のミスだよ。悪かったね。お詫びに、回らないお寿司ご馳走しちゃう♡」

「寿司!?」

「やったー!」

「立ち直りはやっ。」





今まで泣きそうだったくせに…と、もう復活してしまった宮瀬を見て嘉田は苦笑いを浮かべた。

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ぷぅ(プロフ) - 凄く面白くて一気に全部読んじゃいました!!今後の更新についての作品が見れていないので、どう言う状況なのか分かりませんが、続きが更新されるのを楽しみに待っています(^^) (7月17日 0時) (レス) @page18 id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
thmrt1214(プロフ) - とても素敵でおもしろ作品だと思います!続きを待ってます! (2022年4月5日 20時) (レス) id: c58d97a9b4 (このIDを非表示/違反報告)
天音 - アンチコメなどは気にせずに頑張ってください (2022年3月10日 21時) (レス) id: 48f3bd005d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - 私この作品好きです!無理のないよう頑張ってください!待ってます! (2021年12月3日 19時) (レス) @page16 id: ccfc63a9dd (このIDを非表示/違反報告)
もやし - いっつも見てます!体壊さない程度に頑張って下さい!!応援してます!! (2021年8月19日 17時) (レス) id: e2e99622db (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年8月12日 1時

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