・後輩 ページ18
・高専2年
・付き合う前
私たちは2年になって後輩ができた。
それはそれはもう可愛くて可愛くて堪らなかった。
「A先輩！五条先輩！」
灰原と七海。どちらも後輩としてとても優秀。
「今日はよろしくお願いします！」
『うんうん、初めての任務だもんね。怪我しないように頑張ろうね。』
「よろしくお願いします。」
しっかりと頭を下げる後輩たちに思わず口元が緩む。
先輩ってなんて良い響きなんだ。
自分たちの初任務の時、先輩達にこんな頭を下げただろうか。
…うん確か下げた。五条が歌姫先輩に「お前足引っ張んなよ」とか言って謝罪の意味で頭下げたな。
「死にそうになったら助けてやるよ。」
『不吉な事言わないでよ。』
1年生初めての任務。4〜3級の呪霊退治へ付き添いに行く。
4月、5月は座学や体術ばかりで実践は今日が初めて。
事前に4人で打ち合わせをし、しっかり内容を把握して作戦も立てて挑んだ。
「では、お気を付けて。」
補助監督に近くまで送ってもらい、徒歩で目的地へと向かう。
七海が帳を下ろし、呪霊を探す。
「おっと、」
「…来ましたね。」
ノコノコ現れた呪霊を2人は作戦通り祓っていく。
やっぱり優秀で何も文句の付けよう無し。
これで最後かな？
周囲を見渡すが呪霊の姿は無く、でも気配はあるような気持ち悪さが残った。
「…っ、先輩！後ろ！」
灰原の声に後ろを振り向く。
なんとなく気配の消すのが上手な呪霊かな？でも姿が見えたら何とでもない。
「だりー、やってやんよ。」
『五条ダメだよ。後輩ちゃんたちよ、祓える？』
「はい。祓います。」
『厳しそうと判断したらフォロー入るね。』
術式使おうとする五条を引っ張って、後輩たちに任せる。
3級には見えないけど、多分あの子達なら大丈夫と見た。
「やったー！終わったー！先輩方ありがとうございました！」
『2人ともお疲れ様！』
ペコリと頭を下げる後輩たち。
思わずよしよしとしてしまう。
高専へ戻って報告書を一緒に書いて、「等級違いでした。」と付け足しておいた。
『よく祓ったね〜、やっぱり2人とも優秀だね。』
「そんなことありません、灰原の動きが良かったからです。」
「え！七海がいっぱい助けてくれたからだよ！」
自分の手柄だ、とギャーギャー騒がないんだなぁ。
「いつか、先輩達みたいになりたいです！」と言われ私の中の好きが暴発した。
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くまこ(プロフ) - ウルさん» こちらこそ最後まで本当にありがとうございました！リクエストもありがとうございました！書いていて楽しめました(^O^) (2021年9月5日 22時) (
レス) id: f5bfbbb40b (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - riyaさん» こちらこそ最後まで本当にありがとうございました！ (2021年9月5日 22時) (レス) id: f5bfbbb40b (このIDを非表示/違反報告)
ウル(プロフ) - リクエスト答えて下さり、ありがとうございました！！五条先生の日焼けの仕方に1人で笑ってしまいました（笑）あと、完結おめでとうございます！！本当に見ていて楽しかったです。素敵な作品、ありがとうございました！ (2021年9月5日 12時) (レス) id: c74361b71e (このIDを非表示/違反報告)
riya(プロフ) - 完結 寂しいですが 素敵な物語読めて感激です。ありがとうございました。 (2021年9月5日 9時) (レス) id: 0599723b2d (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - ウルさん» ありがとうございます！次更新時に書きます！リクエストありがとうございます！ (2021年9月1日 22時) (レス) id: 501da60a6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くまこ
| 作成日時：2021年8月21日 9時
