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「ん・・・・きもち・・・」
ぬるめの水枕で頭を冷やしてやると、歪んでいた四郎の顔が少し楽になったように見えた。
それでも、身体のだるさや頭痛、関節痛で眠れない様子。
熱で体力も消耗してるだろうし、四郎自身も寝たがっているのに眠れないのがしんどいみたいで、少しだけ点滴で鎮静剤を入れてもらった。
「おれ・・・・にゅういん？」
四郎がうつらうつらとしてきて、閉じそうになる目でそう聞いてきたから、点滴終わったら帰れるよ、と告げれば安心したように目を閉じて、ようやく寝息が聞こえてきた。
「四郎自身も、自分じゃ気づかないうちに焦ってたのかな・・・・」
「かもね・・・・でも、また悪化してたわけじゃなくてよかった」
「うん、ほんとに」
兄貴と喋っているうちに、二人ともベッドに突っ伏して寝てしまって、ナースが点滴をはずしにきてくれた音で目が覚めた。
「少し下がりましたね。今先生来られますので診察終わって大丈夫そうならもう帰っていただいて大丈夫ですよ」
「ありがとうございます」
ナースが四郎の耳でピピっと体温を測って笑顔でそう伝えてくれた。
表示された数字を見て、四郎の額に手をのばすとまだまだ熱いもののさっきよりはいくらかマシになっている。
「・・・・ん、ぅ・・・」
診察してくれた小林先生に一言挨拶を済ませて荷物をまとめていると、四郎が体を起こした。
「四郎、大丈夫か？」
「ん・・・・だいじょうぶ・・・」
全然大丈夫じゃなさそうな声でそう答える四郎を両脇から支えてやってタクシーに乗り込んだ。
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和泉(プロフ) - なつきさん» はじめまして！コメントありがとうございます。どうしても説明ばかりの文章になってしまい悩んでおりましたが、そう言っていただけて嬉しいです！更新がかなり遅く申し訳ないですが、またよろしくお願いします。 (2020年5月2日 17時) (
レス) id: ae2377b3ba (このIDを非表示/違反報告)
和泉(プロフ) - Ｍ.あらてぃーんさん» はじめまして！読んで下さりありがとうございます。前回から随分と日が経ってしまい申し訳ないですが、本日第4章に移行しましたのでまた読んでいただけると嬉しいです。 (2020年5月2日 17時) (レス) id: ae2377b3ba (このIDを非表示/違反報告)
なつき(プロフ) - はじめまして！最初から読ませていただいてます！大好きな作品です！ほんとに嬉しい！1年間待っていました！丁寧なお話の運びが大好きです。マイペースでいいので、また楽しませてください。お忙しいとは思いますが、よろしくお願いします。 (2019年9月16日 23時) (レス) id: 39c29155f9 (このIDを非表示/違反報告)
Ｍ.あらてぃーん(プロフ) - こんばんは！はじめまして。以前から和泉さんの作品、特にこの作品楽しみに読ませていただいてました。今日更新通知が来て慌てて読みました！嬉しくて。お忙しいと思いますが更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年9月15日 23時) (レス) id: 98f6efc424 (このIDを非表示/違反報告)
和泉(プロフ) - ひづきさん» ひづきさん、はじめまして^^以前から読んでいただいたと知り、とっても嬉しいです！マイペースな更新ですが、お付き合いくださいませ。また感想聞かせてください^^ (2018年2月10日 22時) (レス) id: ae2377b3ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和泉 | 作成日時：2017年6月7日 18時
