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「んっとにお前は！！！死にたいのかっ！！！！！」
うわ。いきなり沸点越えだ。
「ちょっとじろにぃ、まだ安静にしてなきゃいけないんだからさ」
「ごめ・・・なっ、い・・っ・・・ごほごほっ！」
酸素マスクを曇らせながら、しろちゃんはじろにぃに視線を向けた。
「ちょっ大丈夫だから、横になって」
体も目線もゆらゆらとさせながら起きようとするしろちゃんを慌てて止めた。
「大体。外出しないって約束だっただろ！なんでお前は「じろ。その辺にしとけ。今は休ませてやらないと」
・・・・うん、俺も同意。今はとにかく休ませてあげなきゃ。
今日の昼、容体が落ち着いてICUから一般病棟に移されたしろちゃん。
夕方になって目を覚ましたからじろにぃを呼んだ・・・ら、この有様だ。
しろちゃんが目を覚まして安心が怒りに変わったのは俺も分かる。だけどやっと目を覚ましたしろちゃんに対してあまりにもいきなりだ。
まぁ・・・・悪いのはしろちゃんなんだけどさ。
「少し休んだら夕飯食べて寝てろ」
「・・・・・おなか・・・・すいて、ない・・・」
「・・・・」
じろにぃの無言の圧力。あー怖い。
「分かった分かった。夕飯の時間になったら俺が食べさせるから。しろ、少しだけでもいいから食べような」
「・・げほげほっ！・・・いちに・・・」
しろちゃんの上目遣い。こんな風にいちにぃに甘えるのは本調子じゃない証拠。うるんだ瞳がそう言ってる。
・・・あ、いちにぃも勿論分かってるよね。しろちゃんの頭を優しく撫でてあげてる。
「兄貴、さぶ。よろしくな」
「ん」
白衣をふわりとさせながら後ろをむいたじろにぃに、
「ごほごほっ・・・・っ・・ね、じろちゃ・・・・いつ、たいいんできる・・・？」
「・・・・ほんとにお前は！まずは熱下げろ！そのマスクなしで生活できるようになるまでは退院できねーよ！」
あぁもう・・・・頼むからじろにぃの血圧あげないでよ。
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和泉(プロフ) - 掃除機。さん» 修正箇所に気づかれるくらい読んでくださっていてとっても嬉しいです！誤字の修正もですが、いつか完結したら、スピンオフを書けたらな…と本筋から外れない程度に内容を修正したところもあります。少しですが続編も更新したので良かったら読んでもらえると嬉しいです。 (2022年9月11日 21時) (
レス) id: d39becd218 (このIDを非表示/違反報告)
掃除機。(プロフ) - 定期的に読み返させていただいています。久しぶりに読ませていただいたら所々推敲されていて新鮮な気持ちで読むことができました。続編の更新もお待ちしてます。 (2022年4月26日 23時) (レス) @page20 id: f67921346b (このIDを非表示/違反報告)
和泉(プロフ) - 千智さん» コメントありがとう。ちょっと怪しい雲行き・・・・4人と一緒に私もしろちゃんを見守ります; (2016年9月15日 21時) (レス) id: 6aec176d3c (このIDを非表示/違反報告)
千智(プロフ) - 久しぶりにたくさん更新ありがとう。しろちゃん大丈夫かなぁ。 (2016年9月7日 22時) (レス) id: 14c13db5b5 (このIDを非表示/違反報告)
和泉(プロフ) - 千智さん» コメントありがとう^^この旅行はインドア派のしろちゃんも毎年楽しみにしてるから、きっと進んで体調管理してるはず(笑) (2016年6月29日 22時) (レス) id: 6aec176d3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和泉 | 作成日時：2016年1月10日 19時
