ヨコハマのある会社の社員達は逸般人でした (ページ40)

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仕事No.38 ページ40

誰か

来い！！

ー異能力ー

「ぐ、ら・・・どお・・・ダー」

？「司書さん！！」

その声は私が初めて呼んだ文豪であった
私が呼んだというよりいたの方が正しいが

「と、だせ、せ？」

秋声「何でこんな管に繋がれてるんだい！？・・・また、また無理をしたの？」

あ、困らせちゃった

「ごめ、な」

秋声「いや、言い訳は後で存分に聴かせてもらうよ。先ずは此処から出よう。司書さん、ここが何処だか分かる？」

多分此処は地下だろう
先刻樋口さんが来た時、音が響いていた
あんなに反響するのは防音か地下だけ
防音だとしても、地下では無いのなら此処まで寒くはない

「た、ぶ、マ、フィアの、ち、か」

秋声「マフィア？君若しかして余計なことした？」

「ぅ・・・」

秋声「わかった。じゃあ突破するから」

あ、瞼が重い

秋声「司書さん、寝てていいよ。全く、君も僕をこき使うんだね・・・まぁ、頑張るよ」

ごめんね、先生

ーNO sideー

秋声「・・・これ以上心配させないでくれ。ハァ・・・閉じ込めて置きたくなるのが今分かった気がするよ」

男は一人、気絶した女を見ながら呟いた

秋声「君はすぐ無理して。僕は不甲斐ないのか？
少しは頼ってくれよ
地味でも君を守るくらい出来る」

そう言って男は女をおぶり部屋から出ていった