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対立 ページ8

蒼弥side






「瑞稀くん!」


瑞「ん。」





3度目の屋上

今回は俺から 昼飯も兼ねてダメ元で瑞稀くんを誘ったら、意外な事に大丈夫だった。




「瑞稀くん、量少なくないですか。
それで足りるの?」



瑞「よく言われるけど、俺少食なんだよね。

…で、何かあったの?」



「直球ですね…、」



瑞「まぁね(笑)
ほら、小さい事でも良いから言いなよ。もしかしたら力になれるかもしれないしさ」




…力に、か



「実は、昨日…」




一人黙々と弁当を食べている作ちゃんを横目に、俺は優斗と会った事を瑞稀くんに話した。



最初は 穏やかだった事、途中で急に態度が一変してしまった事。





「…という訳なんですけど。」


瑞「………。」


「瑞稀くん?」




何か考え込んでいるかと思えば、ふと作ちゃんをジッと見つめる瑞稀くんを不審に思い、声を掛けたけど返事はしてくれなかった。




瑞「作ちゃん、ちょっと聞きたい事があるんだけど」




心なしか、作ちゃんに鋭い眼差しを向けている瑞稀くんに対して 作ちゃんが何か言おうと口を開いた、その時




『やっぱりここに居た』






瑞「!! 橋本くん…、」





誰も来ないと思っていた屋上に来たのは、瑞稀くんの知り合い。





橋「あれ、瑞稀の友達?」


瑞「タイミング悪いな…、
何か用?」





視線は 作ちゃんから外さないまま、不機嫌そうに言う瑞稀くんに橋本先輩は驚いたみたいだった。




橋「え、何か機嫌悪い?どうしたの?」


瑞「今取り込み中だから。

…ね、作ちゃん?」



「えっと…、」



何この空気。
作ちゃんが瑞稀くんに何かしたのかな?





作「話は後で2人でしませんか?
今はちょっと…」


瑞「自覚はあるんだ?」


作「はい」





瑞「…分かった、逃げるなよ」





逃げませんよ と返す作ちゃんの顔は 普段と変わらなくて、何で瑞稀くんが怒ってるのかは分からなかった。

まあ、多分作ちゃんが やらかしたんだろうけど…



(無意識に色々やるもんなぁ〜)



瑞「はぁ…、」


「瑞稀くん?」


瑞「疲れた、眠い」


「え、どうしたんですか?」





瑞「どうもこうも、何で気付かないのお前」

「え?」





気付くって? 何を?





瑞「だから、 「瑞稀くん」…!!」


作「話は後で、ですよね?」





瑞稀くんに放置されていた橋本先輩と何か話してると思ったら


作ちゃんは いつの間にか背後に立って、無表情で瑞稀くんを見下ろしていた。

作者より→←久しぶりの幼馴染



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設定タグ:HiHiJets , ゆとそや , 猪狩蒼弥   
作品ジャンル:恋愛
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りお(プロフ) - うぉー! ついに!コラボですね! 待っていました!ありがとうございます。 ゆっくりでいいので更新待ってます。 (2019年1月25日 15時) (レス) id: 65c270f629 (このIDを非表示/違反報告)
中月さん(プロフ) - 銀次さん» ありがとうございます、頑張ります! (2018年12月10日 22時) (レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
銀次 - 更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2018年12月10日 21時) (レス) id: dbee3f1751 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:中月さん | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2018年12月6日 9時

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