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視線が、 ページ6

蒼弥side









「めっちゃ楽しかった〜!!
作ちゃん、やっぱりゲーム強いね(笑)」


作「ベストスコア出たかもしんない」


「だろうね(笑)」






レースゲームやリズムゲームで競ったり、
クレーンゲームでお菓子とかぬいぐるみを取ったりしていたら、あっという間に時間は過ぎていて


夕飯は、結局ラーメンにしようって事になった。





「俺は味噌の大盛り。
作ちゃん何にする?」


作「醤油の大盛りと、あとチャーハン」


「ん。じゃあ餃子も追加で」





後で一口もらおう と思いながら、ラーメンが来るまでの間に嵩張っている荷物をなるべく一つに纏める。





作「それ、気に入った?」





それ、と指をさしたのは商品のぬいぐるみ

クレーンゲームで作ちゃんが取ったのをくれたんだけど、男子高校生が持つには可愛過ぎるような気もするけど…有難く貰うことにした。




「結構ファンシーだよね。

でも気に入ったよ、ありがとう作ちゃん」







作「…ん、なら良かった」





じっと俺を見つめる眼差しが、何故かむず痒くなって 思わず目を逸らした。





「久しぶりに こうして遊んだ気がする」


作「一緒に帰ってるのにね(笑)」


「確かに!(笑)」






寄り道すると言っても、コンビニで買い食いするくらいだったし


前は、彼奴とよくゲーセンとか言ってたのにな…なんて、思った。





「にしても 混んでるから時間掛かるね〜…
作ちゃん、課題っ…、!?」




明日提出の課題やった?




そう聞こうと思って 作ちゃんの方を見たら、
すぐ近くに作ちゃんの顔があって





(近っ!!)






びっくりして固まっていたら、
首筋に手を当てて 「大丈夫?」 と聞いてきたから思わず呆気にとられた。




「へ?」



作「赤かったから、熱でもあるのかな〜って」


「ないよ、大丈夫だから!」


作「でも、」






何か言いかけたと思ったら、不意にすーっと首筋を撫でてきて

思わず、手を振り払ってしまった。



「あ…」


作「ごめん、」



こっちこそ ごめん、って謝ったけど
少し気まずくなって再度目を逸らした。




「…、課題やった?」


作「やったよ」


「…そっか。」




その後は、ラーメンを食べながら他愛もない話をしたと思うけど、何を話したかは覚えてない。









ただ一つ覚えてるのは、首筋に残るあの感触だけだった。

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設定タグ:HiHiJets , ゆとそや , 猪狩蒼弥   
作品ジャンル:恋愛
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りお(プロフ) - うぉー! ついに!コラボですね! 待っていました!ありがとうございます。 ゆっくりでいいので更新待ってます。 (2019年1月25日 15時) (レス) id: 65c270f629 (このIDを非表示/違反報告)
中月さん(プロフ) - 銀次さん» ありがとうございます、頑張ります! (2018年12月10日 22時) (レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
銀次 - 更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2018年12月10日 21時) (レス) id: dbee3f1751 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:中月さん | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2018年12月6日 9時

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