空想世界と現実世界 ９５ ページ5
赤葦side
『…っ！せ、折角のお願いですがやっぱり遠慮させて貰います。ごめんなさい！』
まさか、木兎さんが止めに入るなんて。
烏野のセッターにも隙が出来たのか、抜け出してしまったAを待ってと追いかけて行ってしまった。
そんな見ながら俺は残念、と口に出す。
木「…次、音駒との試合だぞ。」
赤「あれ…、もしかして怒ってるんですか？木兎さん。」
Aの事気になるって言ってましたもんね。
だから、あんまり絡む機会がなくて拗ねてる…とか。
…しかし、貴方がAの事に首を突っ込んでくるのは正直面倒です。
赤「俺のAに、あんまり近付かないでくださいよ。」
木「いつから赤葦のものになった。お前が勝手に言ってるだけだろーが。」
ｷﾞﾛﾘと此方を睨む目に、本当に怒ってるなんて珍しいなと呑気に木兎さんを見る。
ここまで木兎さんを本気にさせるなんて…。
やっぱり彼女はどこまでも罪深い人だ。
だからこそ、俺はあの子に…、
白「はいはいそこまで〜。何、烏野の女の子2人で取り合ってんの〜？羨ましいねぇ。」
赤「あの、取り合うも何も俺の彼女なんで。」
雀「えっ、それほんとなの！？赤葦いつの間に…！」
木「こらー！あかーし！！！お前らも！嘘に騙されてんじゃねーよ！現に見てみろAを！」
烏野に戻ったあの子は、日向や月島達だったり、マネージャーや監督と、沢山の人達に囲まれていた。
その中で、時々嫌そうな目で俺を見てるのがよく分かる。
赤「可愛いですね。」
木「…ちがぁぁう！！！嫌そうじゃん！普通彼女ならあんな目で見ないだろ！？」
白「…そーゆープレイ？」
赤「俺は正直どちらでも。でもまぁ、さっきみたいに顔を真っ赤にして、声も出せないくらい思考が溶けた彼女の目が一番ですね。」
ﾆｺﾘとそう微笑んで言えばうわぁ…、と言う声が聞こえた気がしたけど気にしない。
どんなAだろうと全てが愛しく感じるのだから。
赤「俺はAに依存してもらいたい。…できたら、あの子を部屋に閉じ込めて、俺がいないと何も出来なくて、俺だけを見てくれる女の子になって欲しい。」
だから、お願いします。
赤「笑うのも、泣くのも、怒るのも、嫌がるのも、怯えるのも、絶望するのも、全部…全部、俺だけでいいんです。」
手を出さないで欲しい。
もうこれ以上、彼女が誰かを見ている姿は耐えられない。
木「…それを狡いっていってんの！あかーしのバカ！」
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Koma?♂(プロフ) - ヤンデレ苦手なはずなのに何故かこう見てしまうのは主様の文才能力のせいです！もう大好きです！続き楽しみにしてます！ (2021年10月29日 0時) (
レス) @page13 id: 286de14237 (このIDを非表示/違反報告)
黒酢 - あーーーめちゃくちゃ好きです。続き楽しみに待ってます!!! (2020年6月2日 20時) (レス) id: 19d1571c43 (このIDを非表示/違反報告)
bu-ko(プロフ) - 神過ぎてもうホントっっっ……！！！！！ (2020年4月23日 2時) (レス) id: 11f43cf002 (このIDを非表示/違反報告)
まむ(プロフ) - 復帰してたんですね.......！！！死ぬほど好きです5回は読み返しました！！ヤンデレものの中で断トツ神レベルに好きですほんとに応援してます！！！！頑張ってください！！！！好きです！！！！ (2020年4月9日 22時) (レス) id: 50e398452a (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - めっっっっちゃ好きです！応援してます！！！！私が見てきた中でも断トツに好きです(*´ `*) (2020年3月14日 22時) (レス) id: 3668d8cc51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆわもちぃ
| 作成日時：2017年8月21日 16時
