第13問 ページ13
「よし、伊沢とこうちゃんは片付けして。僕と須貝さん…いや、僕が料理するから須貝さんも片付け手伝って」
福良さんが指示をしていた
『あの、もしよければ僕が作ってもいいですか?』
手を伸ばして挙手をして発言した
「え、大丈夫?あ、違うよ。変な意味じゃなくて…発作起きない?って意味ね」
伊沢さんの問いに『多分、大丈夫です。』と返すと「なら、俺が隣に居るから福良さんは須貝さん達と片付けしといて」と伊沢さんが僕の手を引いてキッチンまで案内してくれた
福良さんも素直にキッチンから片付け組の方に歩いていった
「食材は好きに使っていいからね」
『分かりました。あの、苦手なものとかないですか?』
僕は袋の中の食材、伊沢さんが開けた冷蔵庫の中の食材を見ながら質問した
「あー、福良さんが野菜ときのこが苦手かな…あとはないと思うけど…」
伊沢さんの言葉に僕は少し驚いた
『なんか、意外ですね』
そう呟くと「そうだよね。白雪さんは苦手なものないの?」伊沢さんが聞いてきた
『僕は特にないですね。あまりご飯も食べませんから…あ、卵お借りします。』
「ん、いいよ。ちゃんと食べないと体に良くないよ?」
伊沢さんは僕を見ながら言ってきた
『分かってはいるんですが…お腹なかなか減らなくて』
僕は苦笑いで答えた
「なにか手伝うことある?」
片付けを終えたのか須貝さんが来た
『楕円形の少し深めのお皿ありますか?』
僕が聞くと伊沢さんが僕の考えていたようなお皿を出してくれた
『そこに各自食べる分のご飯をよそってください。お願いします』
そう言うと伊沢さんが「オムライス?」と聞いてきた
『よく分かりましたね。』
僕が言うと「何となくね」と返された
その後全員が食べる分だけよそってきたご飯を4回に分けて炒め、ふわとろにした卵焼きを乗せてケッチャップをかけて完成させた
野菜もきのこも入れてない
卵とベーコンを使ったシンプルなオムライスの完成だ
『伊沢さ…』
僕は急に来た眠気により倒れかけた
「っと、大丈夫?」
なんとか支えてくれたのは伊沢さんだった
「無理しなくていいからね…ちゃんと支えてあげるから」
伊沢さんの言葉に『ごめん…なさい』とだけ告げ意識を飛ばした
消えゆく意識の中伊沢さんが「55分か…」と呟いた声が聞こえた
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リん@紅月(プロフ) - なのくささん» 返信大変遅れてしまい申し訳ございません。どこの話が繰り返されてますか? (2019年12月8日 21時) (レス) id: d62f71741d (このIDを非表示/違反報告)
なのくさ(プロフ) - 同じ話が繰り返されているところがあったんですが、すいませんがご説明頂いても宜しいですか? (2019年8月16日 15時) (レス) id: b3104d6996 (このIDを非表示/違反報告)
リん@紅月(プロフ) - のんさん» ご報告ありがとうございます。直ちに直させてもらいます (2019年2月18日 12時) (レス) id: d62f71741d (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - 楽しく読まさせて頂いてます!40ページの須貝さんが「菅井」になってる所がありました。訂正お願い致しますm(*_ _)m (2019年2月18日 1時) (レス) id: 46ded136c3 (このIDを非表示/違反報告)
リん@紅月(プロフ) - アクアさん» コメントありがとです。一日に何度も更新して通知うるさくしてすみません。自分的に楽しくて早く読んで欲しくて更新しまくってしまい…。これからも応援よろしくお願いします。ぜひ、続編もよろしくお願いします。Twitterの方に限定情報あります。よければ見てください (2019年2月13日 3時) (レス) id: d62f71741d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りん@紅月 x他1人 | 作成日時:2019年2月8日 5時