金木犀【treasure】

5、彼氏君 ページ5

yoshi今日お昼一緒に食べませんか、??
全然2人きりとかじゃなくていいんで!!
Aいいよ、友達誘う?
yoshiやった!!じゃあ昨日の2人誘っときます!
Aわかった。
じゃあ私も2人誘っとくね
yoshiはい!!

授業の合間の休み時間、
スマホを見るとよしのり君からのLINEが来ていた。


2人きりじゃない方が気まずくないのかな、、
なんて思って友達を誘うか、と聞いてしまったが、
彼は2人の方がよかっただろうか。

よく考えたら私が誰を誘うかによっても変わってくるよな。


「ねぇ、スヨン」

sy「ん〜？」

「今日お昼さ、彼氏、、君と食べることになったんだけど
　スヨンも一緒に食べない？」

sy「え！！！うん！！！行く！！
　 Aの彼氏君見たい！！！！」

「ちょ、、もう声がでかいんだって。」

sy「あーごめんごめんㅋ
　 でも2人きりじゃなくてよかったの？？？」

「、、、こうなった。」



そう言ってスヨンにトーク画面を見せると
ふはっと笑われた。



sy「あ〜これは、、、
　 よし君は2人きりがよかったやつだね。」

「、、やっぱり、？」

sy「まあでもいいじゃん？？
　 今日は初日だしさ、

　 それにしてももう1人は誰誘うの？」

「んー、、そこなんだよね、。」

sy「その子、ヒョンソギの後輩なんだっけ？」

「ん、らしいよ」

sy「ならヒョンソギでいいじゃん。
　 その方がよし君も気まずくないでしょ。」

「あぁ、、たしかに。
　
　てかなんでよしのり君の名前知ってるの？」



そうと決まれば、と言って
ヒョンソギにLINEを送り始める先ほどから
疑問だったことをスヨンに問いかける。



sy「だってトーク画面に名前あるじゃん？
　 よしのり君っていうんだね、Aの彼氏君」

「あ、、、そっか。なるほど。」


sy「ん、ヒョンソギOKだって〜」


そう言うスヨンの声に
窓際の席に座るヒョンソギを見ると目があい、

こちらに親指を立ててグッドポーズを送っている。



彼の周りには男子生徒が何人かいて、
笑顔で談笑している姿を見て

今日も人気者だなぁ、なんて思った。

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