金木犀【treasure】 (ページ18)

今日:17 hit、昨日:19 hit、合計:49,590 hit

18、クールページ18

YOSHI side

「他のみんなは？ドリンクだけで大丈夫？」

jk「ジフニのパンケーキシェアするんで大丈夫です。」

「じゃあ取り皿とか人数分持ってくるね。」

jk「お願いします〜」

「はーい。
　じゃあ少々お待ちください。」

sy「やるじゃんよしのり君」

ys「え？、、何がですか？？」

お店の裏の方に向かうAさんの背中を自然と目で追っていて、

そしたらスヨンさんから急に言われた言葉に
まったくピンと来なくて思わず聞き返してしまった。

sy「あの子、さっき可愛いって言われて照れてたよ。」

hy「だいぶ照れてたね。Aのあんなとこ初めて見たわ」

ys「え、、、、、、あ、あれ照れてたんですか。」

そういえばヒョン達に注文を確認する前、
妙な沈黙の時間があったな、なんて。

sy「あの子、可愛いって言われるくらいで
　動じる子じゃないんだけどな〜。
　今日は初めて見る顔ばっかりだ。

　お昼休みの時なんて、よしのり君を見つめる顔、
　びっくりするくらい優しくてフワフワしてたし。」

jh「あ、それ俺も見ました。」

思い出したという顔でそう言うジフニ。

昼休み、食券の列に並んでた時、
ジフニに肘でつつかれて「見てみな」って言われて。

何だろって思いながら顎で示す方を見たら、
それはもう綺麗に笑うAさんがこっちを見てて。

その表情を見た瞬間
胸の奥が、ギュンって苦しくなって息ができなくなった。

誰にも見せたくない、、
俺だけに見せてくれたらいいのに。なんて。

いや、別にそんなこと思ってないよ。うん。

jh「ヌナってクールなイメージだったんですけど
　ああいう顔もできるんですね。」

sy「んー。いや、クールな子だよあの子は。
　全然周りに興味ないしクラスの子の名前と顔も
　あんまり覚えてないんじゃないかな。

　、、、、、、、ね？」

hy「、、、俺も、最初“人気者君”って呼ばれてたからね。」

ニヤリと笑いながらヒョンの方を見たスヨンさんに
ヒョンソギヒョンは不貞腐れたような顔でそう言った。

jk「ヒョンはどうやってAさんと仲良くなったんですか？」

hy「あー、、、。

　 1年の時、クラスは違ったんだけど委員会が一緒でさ、
　その時から可愛いって話題な子だったから勿論俺は名前も顔も知ってて。

　それで委員会の時思い切って話しかけてみたんだよ。」