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33、子犬 ページ34

『今回のミッションはチームごとに二人ずつ
 上手い人を選出する。

 選ばれた上位2人ずつでデビュー組選抜メンバーを構成する。

 それが社長からのミッションの内容よ。』




翌日、treasure Aの練習室に集まって

最初に言われたのがそれだった。




『ちなみにAはtreasureAに
 誘われてるみたいだけど

 社長はあなたがどのグループに入るかは指定していない。

 あなたが入りたいと思うグループに入っていいそうよ。』


A『わかりました。』




なんか本当特別枠って感じだな。

やりづらいからむしろ
指定してもらえた方がありがたいんだけど。



なんてぼーっと考えていたら、
メンバーの視線が私に集まっていた。






A『え、、?なんですか、、、?』


dy『Aさん、、、他のグループに行くんですか、、?』

hy『やっぱ昨日空気悪くて居心地悪かったよね、、

  ごめん、、。』

yd『すみませんAさん、、。』





そう言ってtreasureAメンバーが
次々に私に謝り始める。


なんかドヨン君に至っては
捨てられた子犬のような落ち込みようだ。






A『え、、、?、、、あっ、、いや、
  別のチームに行く気はないですよ?』


treasure A『本当!?』


A『、、はい笑

  せっかくtreasure Aメンバーの
  顔と名前を覚えたので、

  今回のミッションはtreasure Aの皆さんと一緒にやりたいです。

  あと昨日のことは本当に気にしないでください。

  人間だから誰だって落ち込むことはありますし、
 
  練習生の私たちがパフォーマンスで
  悪い評価を受けて落ち込むのなんて
  当たり前なんですよ。

  だから本当に気にしてないし、
  皆さんも気にしないでください。』



sh『よかった、、正直Aは
  チームにとって大きな武器になる。

  他のチームにとられたくはないけど、
  あくまでもAの意思で選ぶことだから。』



bg『treasure Aとして一緒に頑張ろう。』







ミダムさんも目を合わせてうなづいてくれる。




A『はい!改めてよろしくお願いします。』

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作者名:Ono | 作成日時:2022年8月11日 2時

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