マイクの管理人さんの違法マイク狩り

３０本目 ページ32

寂雷目線




乱数「お前にAはあげないから。」





宣戦布告というところか。






もともと争う気はない。


私はAくんの幸せが一番だからね。








心の底に押し込めたこの思い。


溢れないように蓋をしておこう。







その時、



左馬刻「先生じゃねーか。」


寂雷「左馬刻君。」




２人のチームメンバーを連れた左馬刻君が現れた。





左馬刻「よう、A。」



銃兎「何ですかこの騒ぎは。」






銃兎くんと言ったかな。

彼はA君の前で謝罪をし続けている独歩君を見て言う。






乱数「ええっとねぇ〜、あのホストがAの手にキスしたんだよ〜。」


左馬刻「ぶっ殺す。」



左馬刻君は指を鳴らして一二三君に近づいていく。





一二三「わー！ザーヒーだぁー！」


独歩「おまっ…！らちが明かないからスーツ脱がした途端これかよ！すみませんすみません！！」





これは…治療の準備をしておいたほうがいいかな。



私が包帯の残りを頭の中で確認していると



理鶯「やめておけ。」


左馬刻「あんだよ。」



理鶯「暴力では何も解決しないぞ。」




理鶯君と言ったかな。

屈強そうな男が左馬刻君の腕をつかむ。





左馬刻「ちっ！！！」




舌打ちをする左馬刻君。




一二三「やっべー！あいつザーヒー片腕で止めちゃむぐう！」


独歩「お前は黙ってろ！」






理鶯「大丈夫か？A。」


理鶯君はAに近づく。



『大丈夫。ちょっとびっくりしたけど。』



A君はため息をつくもあきれたように笑っていた。

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