こたつの光景 ページ10
「…もぐもぐ。」
「涼太、みかんばっかり食べてないで俺に構ってよー。」
「舘さん、話聞いてるー？」
やっぱり、こたつ×みかん=最強。
出たくないねー。
こたつで既に暖かいと言うのに、ぐいぐいと近づいてくる翔太と照、マジで迷惑。
君たち2人の暖かさは要らないんだよな。
「ねぇってばー！」
「しかも、アイスまで食べ始めてるし…。」
こたつ×アイスも最強だね。
俺を固定する魔法のアイテム。
ずっと、この場から離れたくない。
「俺たち、こたつに負けてんの？」
「それは無いでしょ。流石に俺と翔太でしょ。舘さんはそこまで冷血じゃないよ。」
「そ、そうだよな。人が道具に負けるとか、あり得ないもんな。」
「近くで…うるさい。」
咎めてやると
「うーわっ！マジで俺たち、負けてるじゃん！」
「舘さん、こたつから出ろ！」
「このままだと、涼太が一生、構ってくれない。」
何でそこまで騒ぐんだよ。
俺、一言も負けてるなんて言ってないし…この感じ…また、うるさくなるよ。
「俺らとこたつ、どっちが好きなんだよ！」
「そうだそうだー！俺と照に対する愛よりもこたつへの愛が勝つ訳ないよな？」
そんな確認する事か？
慌てる程の事なの？
「あーもうっ！こたつよりもお前らだから安心しろよ！」
「涼太っ！」
「舘さんっ！」
揃ってキラキラした目で俺を呼ぶな。
言わせんなよ、こんな台詞。
「涼太、みかん、あーん。」
「俺のチョコアイスもあーん。」
俺の機嫌を取り直すかのように食べさせようとしてくる2人。
「…ん、とても甘くて…美味い。」
それに乗っちゃう俺も馬鹿だな。
呆れてるのに、最終的には絆されるんだよな。
「…敵わないよ、マジで…。」
「どういう意味、それ？」
「涼太、誰に敵わないの？」
聞こえてんのかよ。
2人共、分かってんじゃないの？
わざわざ、聞いてくる所が腹立つんだよな。
「涼太、顔赤いよ。」
「お風呂じゃないのに、のぼせちゃった？」
「…っ、馬鹿っ！」
お前らの所為だからな！
俺に余計な事ばかり考えさせやがって！
「…チャンネル権は俺が貰うからね。」
「え？」
「涼太、誤魔化してんの？」
「あーもうっ！と、とにかく、お前らと一緒に年を越せて良かったって事でいいだろ？それ以上、聞くな！俺の顔もじーっと見つめんな！」
「ありがとう、涼太。」
「舘さんからのお年玉だな。」
サービスじゃないんだよ！
こんなの…本心だけど…2人に言いたくないんだから。
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果恋 - こちらこそありがとうございます (2020年5月5日 22時) (
レス) id: 9af56d7aaf (このIDを非表示/違反報告)
赤雪(プロフ) - 果恋さん» イベントごとや気分で更新していきます。メンバーの誕生日や季節ごとの行事など、マイペースですが、これからも作品を宜しくお願いします。 (2020年5月5日 22時) (レス) id: 486c201f1f (このIDを非表示/違反報告)
果恋 - 本当ですか！ありがとうございます！ (2020年5月5日 22時) (レス) id: 9af56d7aaf (このIDを非表示/違反報告)
赤雪(プロフ) - 果恋さん» コメントありがとうございます！確かにあまり無いですよね涙 これからもマイペースですが、更新していきます！ (2020年5月5日 22時) (レス) id: 486c201f1f (このIDを非表示/違反報告)
果恋 - 舘様が愛されている小説が珍しいので、すごく嬉しかったです！これからも更新お願いいたします！ (2020年5月5日 21時) (レス) id: 9af56d7aaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤雪
| 作成日時：2019年12月21日 20時
