再会 ページ35
「なんだってーーー!!!」
午後練早々体育館に私の大声が響いた。
目の前には長身のふわふわ〜、ポワポワ〜とした先輩とあかね。
紅「Aうっさい!この人が梟谷女子バレー部主将!宮崎春さんだ!」
「知っとるわバカ助!うちらの元先輩だろ!」
宮「Aちゃ〜ん?ひ〜さ〜し〜ぶ〜り〜?げ〜ん〜き〜に〜し〜て〜た〜?」
「えぇい!まだるっこしい!お久しぶりですね!先輩!相変わらず口にハエの止まりそうな喋り方デスね!!!!」
宮「ひ〜ど〜い〜?せっか〜く〜のカンドーのさいか〜いな〜のに〜?」
「もっと早く!あと語尾に疑問形付けんでください!」
中学時代の部の先輩。
の〜ん〜び〜り、ゆ〜くっり話す困った先輩。
それが意図的でないから始末に置けない。
「高校では負けませんから!勝負です!」
そして、唯一私を完膚なきまでに負かして卒業した先輩。
宮「い〜い〜よ〜?で〜もAちゃ〜んひ〜だ〜り〜にてんこ〜し〜たんで〜しょ〜?だ〜い〜じょ〜ぶ〜?」
「ヴッ」
宮「な〜れてか〜らのほ〜がいよ〜?」
宮「それとも、また負ける?」
真面目な口調になった時は要注意。
その時の先輩の言うことは正しいから。
「、、、はい、慣れてからにします、、、。」
宮「ん。じゃ〜あ〜「スパイク練習始めー!サボった奴は外周10周な!」あかねちゃ〜ん。主将わ〜たし?」
紅「「春さんに任したら、日が暮れます!!」」
春さんにツッコミをいれて、コートに立つ。
あかねのトスに左腕を振る。
当たった物の力無く反対コートにボールが落ちる。
如「A!なんだいその気の抜けたスパイクは!利き腕じゃないからって甘えるんじゃないよ!!」
「はい!」
如「あかね!今日のあんたのトス優しすぎるんじゃないかい!甘やかすな!!」
紅「は、はい!(なんでわかったん!?)」
ハードな練習で、息が上がる。
春さんやあかねは慣れているのか涼しい顔。
情けない、
休憩時間、水道に向かう。
すると先客がいた模様で、頭から水を被る人がいた。
見慣れたTシャツを着た猫っ毛野郎
先客、赤葦は私に気がついたのか顔を上げた。
赤葦を無視して顔を洗う。
あ、タオル忘れた。
Tシャツの裾で拭こうとすると
赤「ん。」
赤葦がタオルを私に押しつけるなり歩いて行った。
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rye(プロフ) - 26ページ目のとこでスポーツやってる人は爪を長く伸ばせませんし、ネイルもできませんよ (2019年1月30日 11時) (レス) id: 2ff1dabc30 (このIDを非表示/違反報告)
さな - 訂正します!お褒めの言葉ありがとうございます! (2018年12月14日 17時) (レス) id: 1f0616d418 (このIDを非表示/違反報告)
花火 - 夢主ちゃん可愛い!赤葦くん頑張れ!!…タイトル【復活】冒頭ですが夢主の名前が「木兎」ではなく「如月」になってました。 (2018年12月12日 18時) (携帯から) (レス) id: d5ccda77cf (このIDを非表示/違反報告)
サナ - すいません。ありがとうございます!! (2018年11月30日 17時) (レス) id: 1f0616d418 (このIDを非表示/違反報告)
蜂の巣 - 「もういやだ。1」の赤葦くんのセリフ「…『烏野』です。今日は〜」ではなく「…『梟谷』です。今日は〜」ではないですか? (2018年11月29日 20時) (携帯から) (レス) id: d5ccda77cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サナ | 作成日時:2018年11月18日 21時