バカ ページ33
「え。」
思わず声が出た私に構わず話す。
赤「別に、事故だから。その、Aのファ、ファーストキスとやらは俺じゃないてことでいいかな。」
赤「A‘‘も”嫌だったでしょ。」
赤「だから、、、忘れていいよ。」
そう言って赤葦は行ってしまった。
私はただ、呆然と座っていた。
忘れる?
無理だよ。
Aも嫌だった、てなに?
赤葦は嫌だったのかな。
私は、、、恥ずかしかったけど嫌じゃなかった。
だって、
赤葦のことが、、、、、、、
紅「A!!」
あかねが入ってきた。
紅「大丈夫なん!?にしても流石は赤葦やな。さっとAを運んだりして。まるで王子様やな。」
ああ、そういうこと知っちゃうから諦められないよ。
紅「、、、、A、泣いとるん?」
「うるさい。あくびしただけだから。」
乱暴に目を擦った。
パッとベッドから降りる。
「さぁ、いこう!あかね。」
紅「大丈夫なんか?後、帰るだけやけど兄貴と帰る方がえぇんとちゃう?」
「大丈夫、大丈夫。さあ、行こう!」
あかねと部室に入る。
帰り支度をして外に出る。
ふと、体育館を見ると赤葦がバックアタックを決めていた。
キュッと胸が締め付けられる感覚。
そして思い出すあの瞬間。
まだあの熱も感触も消えない唇に無意識に手をやった。
「、、、、、、バカ。」
赤葦に一瞥すると、あかねと家に帰った。
173人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
rye(プロフ) - 26ページ目のとこでスポーツやってる人は爪を長く伸ばせませんし、ネイルもできませんよ (2019年1月30日 11時) (レス) id: 2ff1dabc30 (このIDを非表示/違反報告)
さな - 訂正します!お褒めの言葉ありがとうございます! (2018年12月14日 17時) (レス) id: 1f0616d418 (このIDを非表示/違反報告)
花火 - 夢主ちゃん可愛い!赤葦くん頑張れ!!…タイトル【復活】冒頭ですが夢主の名前が「木兎」ではなく「如月」になってました。 (2018年12月12日 18時) (携帯から) (レス) id: d5ccda77cf (このIDを非表示/違反報告)
サナ - すいません。ありがとうございます!! (2018年11月30日 17時) (レス) id: 1f0616d418 (このIDを非表示/違反報告)
蜂の巣 - 「もういやだ。1」の赤葦くんのセリフ「…『烏野』です。今日は〜」ではなく「…『梟谷』です。今日は〜」ではないですか? (2018年11月29日 20時) (携帯から) (レス) id: d5ccda77cf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:サナ | 作成日時:2018年11月18日 21時