【殺戮の天使】殺人鬼たちに愛された末路。11 (ページ4)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:21,475 hit

. ページ4

.

ﾚｲ｢…行き止まり？
おかしい、そんなはずは…｣
ｻﾞｯｸ｢なんにもねぇじゃねぇか。｣

ﾚｲ｢…(私のフロアで私の知らない出口がある…？)

……出口のある場所はどこか考えよう。｣

ｻﾞｯｸ｢どこか行ったことのない場所とかこのフロアにねぇのかよ。｣
ﾚｲ｢いや。この部屋以外はトラップを仕掛けるのに隅々まで調べてるから…｣
ｻﾞｯｸ｢…流石だな、お前。｣
『ザックが適当すぎるんだよ。』

ｻﾞｯｸ｢誰か上から降りてきたことねぇのかよ。｣
ﾚｲ｢そんなはずが無い…
だってザックでもなきゃ直ぐにトラップで死ぬから気づく。｣
ｻﾞｯｸ｢…だろーな。

じゃあ誰も降りてこなかったんだな。
…やっぱわけわかんねぇ！！｣

ﾚｲ｢(…誰も降りてこない
____だったら、)

もう既にここは地上…？｣ﾋﾟｰﾝ！

『え、レイ？』

ｻﾞｯｸ｢マジかよ！！
じゃあすぐ壁かち割って出ようぜ！！｣
ﾚｲ｢…え｣

___ﾄﾞｺﾞｯ

ｻﾞｯｸ｢壁が崩れるだけでなんもねぇぞ！！｣
ﾚｲ｢…ごめん、間違えた。｣
ｻﾞｯｸ｢わざとだろ！！｣

『ザックは信じちゃうってそんな嘘。』

ﾚｲ｢…でもおかげで考えがまとまった。
誰も降りてこないのはおかしい。

…だってダニー先生は外に出入りしてた…！
このフロアのトラップや家具は先生が外で買ってきたものだから……

先生がワープして出入りでもしない限り外に出るのは可能なはず。｣
ｻﾞｯｸ｢ワープってあいつ人間だろ！？｣
『超人…』

まぁ、あれだけ怪我してたのにさっきまでピンピンと動いてたからね…

ﾚｲ｢それとも通気口からウゴウゴして出入りしてたのかな？｣
ｻﾞｯｸ｢気持ち悪っ！！｣
『ゴキブ……』

すみません。

ﾚｲ｢つまり、

このフロアとは別に出口がある…！！｣

ｻﾞｯｸ｢はぁ？なんだよそれ？｣
ﾚｲ｢ザックがここに来た時他の殺人鬼…
キャシーやエディは既にこのビルにいた？｣

ｻﾞｯｸ｢あぁ？
……おう。

キメェからほとんど話さなかったけどな。｣
ﾚｲ｢……やっぱり。

なら、私はこのビルに最後に来たということ……！｣

ﾚｲ｢ザック、夢女。

"下に降りよう"。｣

『うん。』
ｻﾞｯｸ｢はぁ！？｣
ﾚｲ｢下に……

たぶん、B2に出口がある。｣
ｻﾞｯｸ｢わけわかんねぇよ！！なんでわかんだよ！！｣

ﾚｲ｢この部屋に出口は"必要なかった"の。｣

.