やからちゃうねん！ （5）

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剛 side




『がちゃ』


玄関から音がして光一が帰ってきたことを知る。


遅かったなあ 待ちくたびれたで。





ー ピッ ピッ





温めようと 火をつけた。


蓋をあけて中をかき混ぜる。


こっちはどうかな…、





剛「っ、…びっくりするやん…」





抱きついてきた光一さん。





光「ん 今日なに？」





剛「シチューとピラフとポテトサラダ」





首にあたる息がくすぐったい。





光「もう風呂入ったん？」





剛「嗅ぐなや(笑)」





変態王子(笑)





剛「あ 光一味みて コショウ足りとるかな」





身体を離して、


ポテトサラダを混ぜる菜箸を光一の口元へ持っていく。





剛「あーん…」





光「///なに言うてんねん」





そう言いながらも『ぱくっ』と効果音がつきそうなくらい可愛く食べた。


頬が少し赤い。





光「俺は好きやで」





剛「、そう///」





そんな顔で『好き』とか言わんでほしい。





光「なぁつよ〜…」





また身体をとられた。





剛「ん〜？」





もうシチュー温かくなったやろか。


鍋の上に手をかざす。ほんわか温かかった。


…もう少しかな。





剛「光一 着替えてき」





光「なぁつよ…」





そういえばさっきもそれ言われた気ぃする。





剛「なに？光ちゃん」





光「明日の朝納豆がいい」





剛「ええよ」





光「ありがと」





あ、終わり？





光「バスローブどこ？」





剛「あ、グローゼット ハンガーにかかってるから」





光「ん、」





さっと離れる体温。


後ろで布の擦れる音がする。





剛「光一 お風呂…、っ/////」





光「どうした？」





剛「いやっ、なんでも…///」





光「見慣れたやろ」





剛「アホか///」





光「うひゃひゃ(笑)風呂入ってくる」





剛「うん。…、ちょっ…裸で移動すんな！！」





光「うひゃひゃ(笑)」





バスローブをもってバタバタと脱衣所へ駆けていった。


子供か。





剛「あ、…温めてもぉたやん」

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