化物と呼ばれた少女の物語［文豪ストレイドッグス］［カゲプロ］

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〜夢主視点〜

鏡「…………」
敦「うおぉォォォォォォォォ」

夜叉白雪が立ち向かって来る敦に、
手にした刀による凄まじい連続攻撃で
”突き”を繰り出してくる。

敦「うあぁ…!!」

敦は何とか踏み止まるが、
夜叉白雪が次の攻撃へと迫る。

敦「!!!」

一瞬にして繰り出される斬撃に、
敦は目で追うことが出来ず、
身が切られた事しか分からなかった。

敦(つ…強すぎる…!!!)
敦「な……なんで……」

血飛沫と共に敦の口からは苦痛の声が上がる。

反撃をする間もなく続けざまに二撃
激しく流血し、付近の列車のドアが夜叉白雪の攻撃の余波により粉砕される。

敦「…君みたいな…女の子が…」

傷つき地に伏せた敦に鏡花が淡々と語りかける。

鏡「……私の名前は鏡花…あなたと同じ孤児。」

鏡「好きなものは兎と豆腐…嫌いなものは犬と雷。」

鏡「…ポートマフィアに拾われ…6ヶ月で35人殺した。」

敦／貴「『!?』」

芥〔爆弾を守れ。そして邪魔者を殺せ。〕

芥川の電話の声に、
夜叉白雪の目が怪しく光る。

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