いつかこの涙が＿west.3

僕からみた彼女_yellow ページ2

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中間side






中間｢...はい、...どした？｣






朝から東京で何社かの取材を受けて、
そのあと大阪に前乗りして実家に帰ってきた夜。


いつも通り風呂入って、ダラダラして、
日付変わったくらいやったかな。





"...ぁ、淳太くん。おつかれさまです、"








Aからの急な電話。
驚きつつも、深呼吸してスマホを耳に傾けた。






"...ごめんね、こんな遅くに。いま大丈夫、？"




中間｢ん？あぁ、別に大丈夫やで。
...どした？珍しいやん、｣






そう聞けば、自分から電話してきたくせに、んー、いや、とか言って言葉を濁すA。






なんやねん、電話してきたのそっちやろ笑

なんて思いながらも待ってれば、聞こえてきたのは







"あの...怒ってる、？今までのこと。

あれから淳太くんとしっかり話す時間無かったから、、"




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…あの日のことやった。

まさかAから掘り返してくるなんて思ってもなくて。



でもLIVE前にちゃんと話しておきたかったんやろな。そういうところ、すごく真面目やから。









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...あれから、とはきっと病院で俺がAに怒鳴ったときの事やろう。


確かにあの日から皆で話し合うことはあっても
2人でちゃんと向き合う時間は無かったから。









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中間｢...怒ってるよ、｣









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暫くの沈黙の後、答えれば
そうだよね、って受話器越しに小さな声が聞こえる。






そりゃ、あんな大事な事ずっと1人で抱え込んで
自分1人で何でも決めやがって、怒らへんわけないやろ。



正直、帰ってからの記憶が無いくらい動揺したわ。





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"...ごめんなさい、"








中間｢ほんまに過去1失望した。...過去1失望したわ、





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...俺に、｣









"...えっ？"








Aの戸惑う声。




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実家帰ってきてリラックスしてるからかな、

やけに素直に言葉が出てきた。








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