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北「実は今日リハーサル終わりに壱馬と飯行こうってなってAちゃんの所に行ったの。丁度Aちゃんが上がる時間の時に俺らもたまたま行ったからAちゃんをご飯誘ったの。壱馬も知ってたみたいだし…」


「え、そうなんですか?」


壱「おん、何回も行ったことあるし結構皆知ってると思う」


『樹にメンバー来てるって言おうか悩んだけど、言ったら心配とかするかなって…』


「確かに心配っていうかきっと何かしら言ってたかもしれない」


『ごめんなさい』


「いや、Aが謝る事じゃない」





Aが働いている店は隠れ家みたいな居酒屋で、裏道にひっそりとあったからあまり知られてないと思っていた。

だからメンバーとも会っていないと思い込んでいたのは俺の方だ。






「話戻しますね、それで?」


北「多少お酒も入ってて話が弾んじゃって、それでいつもより帰る時間が遅くなってしまい最初送るって言ったけど断られたの。だけど心配だからって送ろうと思ったら壱馬もってなって、俺が送るから大丈夫って言ったんだけど来た」


壱「断った時目泳いでたし、あからさまに怪しすぎやし、遅くなった理由俺らやねんからそら送るやろ」


「北人さんって本当嘘下手ですよね…」


北「う、うるさい!…まあ一通りの理由はこんな感じ」


「送って頂いてありがとうございます」


『北人くんも壱馬くんも送ってくれてありがとうございます』





ペコっと頭を下げるAに、いいよいいよ と笑顔の二人。

本当見習いたいくらいに女の子に優しい二人はこうゆう面が紳士なんだろうな、と関心する。


漸く一緒にいた謎が解けた、そう少しホッとした自分がいた。




壱「…ってまあ感じで俺らも話したから次は樹に話してもらおうか、」





壱馬さんの一言で、ホッとしたのも束の間。


視線を逸らさず俺の方を見る壱馬さん、そしてAと北人さんもこちらを見る。





樹「分かりました、話します」








もう話すしかない、そう覚悟を決めて俺は1から全て話す事にした。















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作者名:とん☆ | 作成日時:2019年6月13日 19時

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