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白'さんによれば、嘘を上手につける人が芸術には必要らしいですが 人生って最高だからやめられないんでしょうか ページ9

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『A'さんは10代の頃から主に
人物写真で頭角を表してきたようでス。
可愛らしい色彩センスが持ち味で、
初期の被写体たちが、続々と売れっ子になり
A'さんに撮影されることが
一種のステータスになったようでスね。
近年ではA'さん自身に注目が集まっていまスが
プライベートは殆ど明かされていません。
もっともアート界では、当初から
アイドル的人気を誇るようでスが』









六本木に向かうタクシーの中で、no8は
イヤホン越しに情報を吐き出していた。



初日の会場は、凄い人出やった。


入口には贈花の類いが所狭しと飾られていて、その中に
(俺の父親であるはずの)ホテルヤマムラの社長の
名前も確認出来た。









広い会場内は、迷路のようにパネルが組まれ
様々なサイズの写真が飾られていて
進むほどに、映像が映写されるコーナーになった。




個展の言うべきもない顔であるAの写真は
さほど大きくないサイズで、初っ端に一枚あるだけやった。



その写真はニュースで見た一般受けしそうなのではなく、
赤いようなアイシャドウで伏せ目がちな一枚で、
Aらしいと思うた。





映画やCMで使うた衣装なんかの展示もあり、
急に何だか俺はAの存在が遠く感じてしまった。







……ほんまに、Aなんかな。


同じ舞台に立って、いつもめそめそして、
みんなを困らせて、でも他所ではそんな顔もしなくて。





やっぱり、『この世界』の人なんと違うかな。







誰も俺に気も付かへん人混みに揉まれながら
過ぎゆく作品群は、綺麗で空虚やった。







せやけど知らん女優さんばっかの写真の中で
直ぐ見つけられた一枚があった。









「……これ、すばるや」


『subaru、という名前で俳優をしているようでス。
本名は元の世界と同じでスね、出身地も変わりません』


「とりあえず、すばるとAは繋がりがあんねやな」









何だか気が抜けたように安心した。

よかった、そう思うていた。


なんでそう思うたのか、分かれへんかったけど
存在がはっきり証明されて、それに二人が
ここでも仕事仲間なのが嬉しかった。









『すばる'さんとA'さんでスよ。
A'さんの昨年公開された、映画初監督作品で
すばる'さんは、一躍脚光を浴びたようでスね。
当時のインタビュー記事でもA'さんは
かなりすばる'さんを褒めてらっしゃいます』





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設定キーワード:関ジャニ∞ , 8人目 , 紅一点   
作品ジャンル:SF
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作者名:ゆうみ | 作成日時:2020年2月12日 21時

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