I to U ③ (ページ45)

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ひとりのBar ページ45

2人と別れひとり、バーに入った。

学生時代から時々来るお店。

ここならひとりでも気兼ねなく飲める。

バーのマスターや、バイトの女の子と少しお喋りをした。

「なんか悩み事でもあるの？」と言われる。

やっぱり私はそんなに顔に出やすいのか。

さっきナツミに、私と亮ちゃんは似た者同士と言われたけど、当たってるかもなぁ。

喜怒哀楽がハッキリしてるのも同じ。

私はいつも亮ちゃんに振り回されてると思ってたけど、実は私もそっち側の人間なんかな笑

心底、ポーカーフェイスでクールな女性に憧れるわ…。

土曜日の今日はだんだんと座席が埋まってきた。

ガヤガヤとした中でひとり、アレキサンダーを飲む。

甘いカクテルに酔いしれながら、昨日の事を考えていた。

丸山さん、昨日の飲み会までは闇ってたのに笑

今朝はびっくりしたけど、真剣に私のことを想ってくれてるのは伝わった。

丸山さんがもし結婚前提にって思ってるなら、私もそのつもりでお付き合いせなあかんってことか…。

丸山さんなら幸せにしてくれるかもしれへん。

結婚するなら、愛するより愛された方がいいとか言うよね？