諦めへん ページ32
安子
「またいいコト絶対あるよぉ」
忠義
「……」
安子
「安子で良かったら、いつでも話聞くし」
「ってまぁ、今は考えられへんよねぇ…
でも安子はたぁくんもAにもどっちも幸せになって欲しいねんなぁ♡」
忠義
「オレ、諦めてへんで」
安子
「え？Aのこと？
そうなん？
それだけ本気ってこと？？」
忠義
「だってあいつ、みんなが噂しててオレにも迷惑かけてるとか思てそうやん？
どうせオレと距離置こうとかアホな事考えとんねん
今日の飲み会も最初オレのこと避けとったし」
安子
「まぁ、それはあるよね
あの子、そういうの気にするもんねぇ」
忠義
「そんな状態やったら純粋な判断できへんて」
安子
「そうかもねぇ…
Aも無視とかされて結構へこんでたしねぇ」
忠義
「まぁ、そんなんが無くても、友達としか思われてへんかったけどな笑」
安子
「そんなん分からへんよぉ
友達から始まるカップルなんていっぱいいるでぇ？」
忠義
「そうやんな？
オレもそれ狙っててん笑
でもまだ分からへんよな？
オレの気持ちはもう分かってるはずやし、これから何か変わるかもしれへんし！」
安子
「急にポジティブやね、たぁくん笑」
忠義
「今は亮って奴とか丸山さんに惹かれてるんかもしらんけど、あいつがちゃんと自分で決めるまでは、オレも諦めへん！」
安子
「そっかぁ、ええと思うで♡」
忠義
「そうや！」
安子
「今のたぁくん、なんかめっちゃカッコええで♡」
忠義
「今だけとちゃうやろ、カッコええのは」
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作者名：キリンレモン | 作成日時：2020年5月24日 11時
