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告白 ページ26
忠義
「オレら長い間友達やったけど、もう友達やめへん？」
A
「え…？」
友達をやめると言うフレーズだけが頭の中を駆け巡る。
忠義
「だから！友達やめて、オレの彼女になって…？」
私を見るたつの目は、いつもより鋭くて迷いのない真っ直ぐな目だった。
たつのこんな顔、今まで見たことがない。
今、初めてたつを男として見れたかもしれない…。
私の鼓動はどんどん速くなる。
私の答えは前から決まっている。
たつは大切な友達。
でも、このままその目に捉えられてもいいかもしれない、と思った。
思ったけど…その迷いは一瞬、ほんの一瞬で消えた。
忠義
「ええよ、正直に言うて？」
何か吹っ切れたような、穏やかな優しい声。
たつは、私の返事が分かっているのだろう…。
A
「ごめん…」
忠義
「そっか
分かってたけどな笑」
A
「うん…ごめん…」
忠義
「謝んなや」
A
「だって……」
忠義
「オレもちゃんと言うてなかったしな！
ハッキリさせとこ思ただけやねん」
A
「そっか…」
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作者名：キリンレモン | 作成日時：2020年5月24日 11時
