I to U ③ (ページ2)

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後悔ページ2

ホワイトボードを見ると、外出になっている。

安子
「A、何してたーん？
もうお酒抜けた？
丸山さん、お客さんから急に呼び出されて、今出かけてったけど…
Aの事、探してはったでぇ」

A
「マジで？やっば！！
行ってくる！」

すば子
「Aー！」

急いで出かける準備をしていたら、すば子先輩に呼び止められた。

A
「はいっっ！」

すば子
「あんたそんな状態で客んとこ行ったらあかんやろ！」

A
「…はい、すいません…」

怒られた。
そらそうや。
しゅん…。

やっぱもう絶対絶対お酒飲まへん！

安子
「すば子先輩、怒らんとってあげてください
昨日無理に誘ったん安子やし…
安子も悪かったです
ごめんなさい」

A
「安子が謝ることないって！」

すば子
「飲むのはええけど、飲まれたらあかん！
新人ちゃうねんから」

A
「はい…すみません…」

すば子
「もう酒は抜けたんか？」

A
「抜けました…」

すば子
「客は丸ちゃんに任せて、あんたはここで仕事しとき！」

A
「はい…
安子もごめんね
ありがとう」

安子
「ええよぉ、無理矢理連れてってごめんなぁ」

すば子
「ほら、2人とももうええから仕事し！
解散！」

自己嫌悪。
みんなに迷惑かけてしまった。
恥ずかしい。
みっともない…。

へこむけど、気を取り直して、丸山さんにLINEした。

《お疲れさまです。
先程は失礼しました。
私は会社に残って仕事します。
ご迷惑おかけしてすみません。
お客様の件はお任せしてしまいますが…
よろしくお願いします。》

既読にはなったけど、返信は無かった。

やっと丸山さんから返信があったのは、定時頃。
《今日は直帰します。お疲れ様。》だけだった。