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従兄妹が家に来てから約1週間
今日は1人でカラオケに来た。
なんか、歌いたい気分の日だったから。
「〜♫。 …ふぅ。」
一通り歌った俺はいつから空になっていたのかも覚えていないグラスを片手にドリンクバーへ向かう。
一つ一つのルームから音楽が少し漏れている、カラオケという場所が好きだったりする。
今にも泣きそうな声でバラードを歌ってる部屋。
やった〜!過去最高得点っなんて楽しそうな声が聞こえる部屋。
酔いに身を任せて叫ぶように歌う部屋。
歌は人間の根底を感じるなぁ。
そんな突拍子もないことを考えながら歩みを進めると、ドリンクバーはもう目前。
ドリンクバーには同じくらいの歳の男性がふたり。
タイミング悪いなぁ〜なんて思って、離れたところで人が居なくなるのを待つ。
ふと、片方の人が振り返り、目が合う。
「あっ!……あまつきくん?」
「…っ!」
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時が止まったように感じた。
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作者名:伊東 萌花 | 作成日時:2020年9月17日 12時