石百四十個 ーNOsideー ページ18
〜余談〜
御前試合を明日に控えた日の夕方
いつも通り橋の門番に勤しむ兄弟
そんな二人に近づく一つの影が・・・
『やぁ、二人とも』
銀狼「うわぁ！Aちゃんか」
金狼「何のようだ？」
『いやー、銀狼君には世話になったからね。そのお礼とついでに小話をしたくてさ』
そう言って相手の了承も得ずにAは銀狼の
腕を掴む
銀狼「え！？僕に？」
『そうそう、あまり時間は取らせないからさ』
無意識なのか故意に仕込んでいるのか
銀狼の腕に自分の腕を絡ませており
自然と銀狼の腕にAの胸が当たってしまっている形になっている
そのことに銀狼は気づかないわけもなく
銀狼「えっと・・・じゃあ、ちょっとだけ」
金狼「おい！銀狼！！」
『じゃあちょっと銀狼君借りるよ〜』
本人の了承を得て、Aは近くの森の中に誘い込む
『ここまで来ればいいか・・・』
呟きと共に銀狼の手を放す
銀狼「そ、それで・・・話って何かな？」
なぜか顔を赤くして照れる銀狼とは違って
Aはどこか真剣な表情になる
『銀狼君に頼みたいことがあるの。村人の一人である銀狼君だからこそ頼めることをね』
どこか妖しげな笑みを浮かべるA
銀狼「頼みって・・・」
もしかして、また命張ってもらうとか。
そんなことを考えてるのか一気に青ざめる銀狼
『それは・・・』
Aの頼みの内容に銀狼は目を見開く
銀狼「えっ！それ本気なの！？」
『本気だよ？え、もしかして難しい？』
銀狼「いや・・・そういうわけじゃないんだけど正直不安と言うか・・・」
『安心して、無茶する気はないから・・・で。できるの？出来ないの？』
Aの問いにしばらく考え込む仕草をする銀狼
銀狼「わかった。やってみるよ」
『それじゃ、よろしく。あ、後・・・今日はありがとね！』
そう言ってAは去っていった
銀狼「だ、大丈夫かな？コハクちゃんとかに怒られなきゃいいけど・・・」
そんな銀狼の呟きなどAは気にも止めなかった
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御霊t(プロフ) - ろいさん» 応援コメントありがとうございます。これからも頑張ってまいりますので、暖かい目で見守ってくださると幸いです (2020年2月10日 20時) (
レス) id: 7857b88cec (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - いや…ほんと夢主ちゃんと千空の距離感好き…応援しています！これからも頑張ってください！！ (2020年2月10日 16時) (レス) id: d96f184469 (このIDを非表示/違反報告)
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