探偵社のあの子は衝撃の人物だったみたいです

23話 ページ24

敦「発動条件...？」

国「嗚呼そうだ
Aは黒色のワンピースを着ないと異能力...
───『操リ』が発動しない」

太「だから任務の時はいちいち着替えないと行けないんだ」

敦「そうだったんですか...」

国「あとこれは補足として云っておこう
Aの『操リ』を見たか？」

敦「はい勿論です」

国「『操リ』は周りの空気を武器に変える異能力だ
故にAの異能を余り使うとAは息が出来なくなり動きが鈍くなる」

敦「そうだったんですか...だからあの時避けられなかったんですね」

太「Aちゃんが異能力を使うとはねェ...」

敦「？どういう意味ですか？」

太「Aちゃんが異能力を使うのは凄く珍しいんだ
Aちゃんは余り人を傷つけたくないって思ってるからね」

国「芥川に会って焦ったんだろう」

『そうです』



声のした方を見ると桜色のワンピースを着たAが立っていた



『芥川さんの異能力────『羅生門』
あれはその気になれば防御も戦闘も出来る
しかもあの御方は殺戮の異能力...
このままでは敦様が殺されると思ったので異能力を使いました』

太「あの一瞬でそこまで計算するなんて流石だね」

『ありがとうございます(´˘`＊)』

国「なら解決策を考え無いとな...」

『あの...国木田様
さっきから云おうとしていたのですが...
手帳が逆さまです』

国「.......
俺は動揺などしていない！！
マフィア如きで取り乱すか！！
仮令(たとえ) 今此処が襲撃されようと俺が倒す！」



凄く取り乱している────国木田



敦(それだけ探偵社の危機って事だ.....)

国「ふん 奴らは直ぐに来るぞ
お前が招き入れた事態だ
自分で出来る事を考えておけ」

敦(僕が出来る事.......)

国「ところで小僧...それに太宰とA
さっきから探しているんだが────
────俺の眼鏡を知らないか？」

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