乙女ゲームのはず？2 【wrwrd！】

ナンパ ページ9

ゾムとヒロインの帰りが遅いから迎えに行くと


ゾムは女子に囲まれてたけど、ヒロインが居なかった


皆焦って探してた


すると、知らない男の声とヒロインの声が聞こえる


まさかと思ってその場所に行くと、案の定やった


桃「本当に、やめてください」


ナンパ男「いいじゃん？連れよりイイコトしたあげるから」


うえぇ、気持ち悪いなぁ


私はその二人に近づき、ヒロインを抱き寄せる


「桃、此処におったんか」


桃「涼くん.......！」


男「何だ？彼氏か？」


何でやねん、女やわ


まぁ、男と勘違いしてくれるなら都合がええわ


ヒロインに顔を近づかせる


「もう一人で行ったらあかんで？」


そう言うと、ヒロインは顔を赤くさせて返事をする


男「チッ、男連れかよ」


そう言ってナンパ男は離れて行った


「大丈夫？変な事されてへんか？」


桃「う、うん。涼くんが来てくれて大丈夫だったよ！ごめんね」


「謝るより私は感謝される方が嬉しいなぁ」


そう言うと、腕にヒロインが抱きついてきた


桃「ありがとう！！」


ヒロインは太陽のような笑顔で言う


それに釣られて、私も笑った


あ、そうや


ゾムもナンパされとったやん


いや、めんどくさいしな


そう思ってゾムがナンパされとった場所に行くと、まだされとった


女子も懲りひんなぁ


ヒロインと一緒に割り込む


「ゾム！」


そう呼ぶと、一気に私に視線が来る


女「え、あの人もかっこよくない？」


女「でも隣に彼女かな？」


そや！おもろくしよか！


皆私のこと男と思ってるんやったら


「ゾム！俺と桃、どっちを選ぶん？」


そう言うと、ヒロインは分かったように頷き話を合わせてくれる


桃「もう一ヶ月も待ってるんだよっ！」


「はよ返事くれへん？俺もお前で胸がいっぱいなんや」


桃「焦らされたら胸が押しつぶれそうなの」


さぁ、どっち？


それを二人で合わせて言うと、周りの女子の態度が変わる


急にそそくさと離れていって私達三人を見だした


zm「え、え？」


ゾムは混乱中やけどな

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