乙女ゲームのはず？ 【wrwrd！】

勉強会 ページ10

実力テストが一週間後に控えている


いつもの私の順位は五位に入るか入らないかだ


勉強はできる方やから！


一位は勿論、生徒会長


二位はトントンが入ったりオスマンが入ったり、どちらも入ったり


四位はエミさんだ


チート勢に勝てるわけもなく、私は五位だ


因みにヒロインは、下の方らしい


まぁ、これで勉強会イベントを行くんやろな


知らんけど


さぁ、勉強をしようとノートを開けると


隣の家が騒がしい


隣の家はトントンの家やから......


うん、勉強会イベントもう発生しとる


おめでとう(？)


てか、トントンめっちゃ怒鳴っとるやん


なんでやねん


まっ、私には関係ないけどな


私は私で勉強をする


問題を解いていると、窓をコンコンとノックが聞こえる


窓を見ると、トントンがベランダにいた


トントンの家のベランダと私の家ベランダとの間は10cmくらい


昔はよくお互いの家を行き来してたなぁ


私は窓を開ける


「どうしたん？」


tn「俺だけでは手に負えへんから手伝って」


「生徒会長とかオスマンとかおるやん？」


tn「桃を二人とも教えとるから」


「なんでやねん！二人もいらんやろ！？てか、何譲っとんねん！！？」


tn「いや、何かなぁ」


「何がや！？取り合えずいくから！！」


席開けといてって言って準備をする


tn「はぇー、イケメンか」




準備ができてトントンのベランダに侵入する


窓をコンコンと叩けば開けてくれる


所々から誰？と聞こえてくる


そうやんな！知らんよな！私は君達を知っとるけど！


tn「こいつは俺の幼馴染みの涼や、勉強を教えてくれるからな」


「よろしくお願いします〜」


気抜けた声で言う


kn「あ！お前あの時の奴やん！」


syp「あぁ、あの時の」


笑われたこと未だに根に持っとるからな！！


言わへんけど！！


生徒会長に至っては顔を赤らめて下を向いていた


いや、照れんといてや。私も照れるやん


「で、誰教えればええの？」


tn「大先生とショッピ君お願いしていいか？二人で悪いな」


「ええよええよ、トントンが大変なんは知っとるから。困ったことがあれば私に何でも言いや」


tn「分かった！」


トントンは天使のような笑顔で頷く


その笑顔に癒されながら席につく


目の前にイケメンが居るとか


私が霞むやろ


いや、元々顔ぼやけとるけどな！

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