乙女ゲームのはず？ 【wrwrd！】

昼休み ページ5

昼休み、それはヒロインのイベントが始まる時


なんだけど


「何で私と食べてんねん！」


tn「ん？」


「ヒロインと食べて来いや！」


tn「いや、そこまで行ってへんし。クラスちゃうし」


「いやいや！？それ言ったらコネシマとかシャオロンとか行っとるからな！？」


そうヒロインのクラスには絶対的に生徒会の奴等が集まるのだ


そこにトントン居ないとか、おかしいやろ！？


tn「しかも、俺が居なかったら涼は一人になるやろ？」


「ん"ん"、いつも通りの大天使やな！？はよいけや！！」


トントンの弁当を片付け、弁当片手にトントンの背中を押す


tn「いや！無理やって！！」


「女々しい女子か！！」


ヒロインがいる隣のクラスにトントンを押し込む


「一緒に食べてこんかったらクラスに入れさせへんからな！」


そう言って扉を閉める


何であんな奥手なんや！


好きな奴に猛アピールしろ！


一仕事終えた私は教室に戻る


確かにぼっち飯やけど！！


でも、そんなん気にしいひんよ


トントン今ごろ楽しんでるかなぁ？なんて思いながらご飯をもそもそと食べる


すると、急に顔がぼやけた(失礼)モブ女子達が此方に来る


mb1「涼君！一緒に食べない？」


顔を赤らめながら言う


なんや、やっぱり赤面症流行ってんねんな


「ええよ！」


そう言って机を四つに合わせる


やっぱ女子は可愛えで


初々しいしなぁ


女子達との会話は結構楽しめた


生徒会の奴等の話やヒロインの話


ヒロインを嫌な風に言ってる女子は多いが、この子達は別に嫌いではないらしい


ええ子やぁ


昼休みの終わりごろにトントンが帰ってくる


顔は嬉しそうににやにやしていた


あぁ、うまく行ったんやなぁ


なんか私も嬉しいわぁ

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