30話 ページ31
『た、ただいま〜そしておやすみ〜』
gr「……待て。」
低い声に驚き、思わず足を止めた瞬間。
zm「なぁ、A……なんで逃げたん？」
ゾムが目の前に現れる。
……やばい、なんて言おう。えっと〜だとかあの〜だとかしどろもどろしていると不意にショッピが
shp「……チーノ？」
ci「あ、ショッピやん。」
まって、何睨みあってるの？え？どゆこと？
チラリとショッピを見ると
shp「A兄さん、こいつに近寄らない方がいいっすよ、めんつゆ飲ませられますよ。」
と言われる。……まって？めんつゆ？
……俺もしかしてめんどくさい事になりそうなやつに自ら近づいて行ってしまったのでは？……やってしまった……
とかぐるぐる考えているうちにグルッペン先輩が後ろから猫耳に息を吹きかける。
『ひぁっ……！』
gr「なぁA？俺の声が聞こえるな？質問に答えろ。……なぜ逃げた？」
腰が抜けて動けない。ぺたりと床に座ってしまう。怖い、怖い、怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い……っ！！
するとひとらんらん先輩が
ht「……とりあえずどこかの部屋に行こう。Aも怖がってるし、他の生徒に見られる。」
そう言って手を引いてくれた。
立ち上がった俺を見たグルッペン先輩はふむ、と首を傾げたあと
gr「……わかった。なら、会議室に向かおう。」
と、歩き始めた。
無言で歩き始めて数分後。俺達は[会議室b]という所についた。
[会議室a]は使用中らしい。俺はグルッペン先輩の対角線上。つまり世にいうお誕生日席のような位置に座らせられる。
gr「……で、A。理由を話してくれるよな？」
と尋ねられる。先程より幾分か柔らかい声に少し落ち着いたが緊張がなくなった訳では無い。
少しためらいながら口を開く。なぜ逃げたか、なんて。決まりきっているが……本音を言うと殺されるのかな、そう思い口を閉じる。
口を閉じた俺にグルッペン先輩は少し苛立ちを込めた目で睨みつける。
そんな俺とグルッペン先輩の間にオスマン先輩が立ち上がり、
os「まぁま、そんな調子じゃ話せるものも話せないめぅ〜、とりあえずなにか食べながら話すめう！」
と、クッキーを取り出してテーブルに置いてくれた。
os「Aもそんな緊張しないで！リラックスするめう〜……ね？」
と優しい笑顔でこちらにクッキーを差し出してくれた。……この笑顔に騙されたと、後で後悔するのはまた別の話。
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白銀狐 - マジでありがとうございますっ！続きマジで楽しみにしてます！ (2023年1月25日 18時) (
レス) @page35 id: 46fb34583d (このIDを非表示/違反報告)
虚(プロフ) - きゃぁぁぁぁ！終わってないっ！！うれちぃぃい！！(逃げるどころか追いかける←) (2020年3月12日 18時) (レス) id: 7c0e52b0b9 (このIDを非表示/違反報告)
いちま(プロフ) - TARAKOさん» めっちゃありがとうございます！！！おかげでなんとか！！ぎゃんばるやす (2020年3月12日 18時) (レス) id: 871efea391 (このIDを非表示/違反報告)
いちま(プロフ) - 虚さん» 残念！まだ終わってないですね........まだ付き合ってもらいますよ！！(逃げろ) (2020年3月12日 18時) (レス) id: 871efea391 (このIDを非表示/違反報告)
いちま(プロフ) - コメント嬉しかったから今しちまったぜ☆明日も更新しよう！（できたら） (2020年3月12日 18時) (レス) id: 871efea391 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちま | 作成日時：2019年8月9日 20時
