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14話 ページ15

あのあと、俺はそのまま寝てしまったようだ。
服はきっとひとらん先輩のだろう。すごいぶかぶか……1個違うだけなのになんでこんなに差が出るんだろ。

いつの間にかベッドの上に寝かされていた。ひとらん先輩はベッドのそばで膝をたててすやすやと寝ている。
彼を起こさないようそっと動いて洗面台に向かう。うげ、目赤いし腫れてるじゃん……顔洗お。

パシャパシャと顔に水をかけて腕で拭う。
幸い今日は土曜日だし、少しゆっくりしよう。
カーテンを開けて伸びをする。昨日かなり走ったからまだすこし疲れの残る体をストレッチで解していく。
あ、そうだ。スマホって、え?
つ、通知が999+って……やばい。あ、これ全部鬱先輩とシャオロンとゾムからだ。

ふと鬱先輩からのを開いて既読をつける。瞬間
A!
いまどこ?
大丈夫?
ちゃんと既読つけて
心配したんだよ?

と、怒涛のメールが一斉に来る。
心配かけてすみません、今ひとらん先輩の家にいます。
と返すと
は?今行く
と来てしまった。
ゾムやシャオロンも同様にして今からひとらん先輩の家行くから待ってろよ?と来た。

……ゆっくり過ごしたいって言ったのにな
しょうがない、俺が悪い。よし、ひとらん先輩起こしに行こう、と寝室に向かう。

『ひとらん先輩〜おはようございます〜』
と肩を揺らすと、んむ〜と呻きながら目をぱちぱちさせる。そして
ht「A……?」
と抱きついてくる。寝ぼけてるな?これ。
『せ〜ん〜ぱ〜い〜……あの、鬱先輩達が今から来るって。』
と伝えると先輩は少しこちらを見てニヤリとおかしな笑みを浮かべた。
あっ、嫌な予感。

10分後

ピンポーン
あう……来てしまった。くっそ、ほんとにやるのか?
うわ、ひとらん先輩わっるい顔してるなぁ……よし、俺も男だ。腹くくろ。
ガチャりと扉をあける。
ut.sta.zm「「「A……って、え?」」」
『んぅ……あ、みんな』
と話し始める俺は今、ひとらん先輩のぶかぶかのパーカーのみを着て3人の前に立っている。……下は察してくれ。生脚だとだけ伝えておこう。
そしてそこに
ht「A……どうしたの?」
と気だるげで上半身裸のひとらん先輩が現れた。
……うん。やっぱ恥ずい。ふと、3人の方を振り返ると
固まっている鬱先輩
放心状態のシャオロン
そして般若のような顔をしたゾム
これは、やりすぎたかな?
それから先は何があったのかはよく覚えていません……ただ、1つだけ確かなことがあります
ひとらん先輩つおい

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白銀狐 - マジでありがとうございますっ!続きマジで楽しみにしてます! (2023年1月25日 18時) (レス) @page35 id: 46fb34583d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - きゃぁぁぁぁ!終わってないっ!!うれちぃぃい!!(逃げるどころか追いかける←) (2020年3月12日 18時) (レス) id: 7c0e52b0b9 (このIDを非表示/違反報告)
いちま(プロフ) - TARAKOさん» めっちゃありがとうございます!!!おかげでなんとか!!ぎゃんばるやす (2020年3月12日 18時) (レス) id: 871efea391 (このIDを非表示/違反報告)
いちま(プロフ) - 虚さん» 残念!まだ終わってないですね........まだ付き合ってもらいますよ!!(逃げろ) (2020年3月12日 18時) (レス) id: 871efea391 (このIDを非表示/違反報告)
いちま(プロフ) - コメント嬉しかったから今しちまったぜ☆明日も更新しよう!(できたら) (2020年3月12日 18時) (レス) id: 871efea391 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いちま | 作成日時:2019年8月9日 20時

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