第三話 ページ4
「お主も妾と一緒のほうがいいじゃろう？」
次にハンコックはAに問いかける。
「ハン姉といっしょ？」
「あぁ、妾と一緒じゃ」
「おそと出られるの？」
「見たことないものを沢山見せてやると約束しよう」
そこまで聞くとAはキラキラした目でセンゴクに振り返る。
「センゴクちゃん……！」
「……行かせてやりたいのはこちらとて同じこと。
しかし……」
好奇心いっぱいの目にここの大人たちは驚くほど弱い。
「センゴクちゃん！」
(確かに広いとはいえ海軍本部から一歩も出ない生活を送るのは窮屈だろう。
しかもまだこんなに幼いのによく我慢していつでも笑顔でいてくれる。
健気で真っ直ぐに生きてくれているこの子の珍しいお願いだ。
叶えてやりたいがしかし……善と悪の区別も曖昧なAにとって外の世界は危険すぎる)
百面相をしながらセンゴクは考えため息をついた。
「A、Aは自分が思ってる以上に特別だ。
Aの願いは最大限叶えてあげたいが外の世界に出るのだけはもう少し待ってくれんか」
「センゴクちゃん……だめ？」
「……許可できん」
「センゴクちゃん……」
「期限は三日間。
その間逐一連絡を寄越すこと。一日に2回だ必ず忘れるな。
そして三日後に迎えをつける。
その時は大人しくAを返してもらう。
もし命に背けばこちらが王下七武海の権限を剥奪することも可能だということを覚えておけ。
またAに傷一つあろうものならこちらとて容赦はしないぞ。
海賊女帝」
「見事な掌返しだな」
「激甘おじいちゃんだな」
Aへの甘やかしっぷりにミホークとクロコダイルがそう呟いた。
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たろ。(プロフ) - 威力規格外で草。利用じゃなくちゃんと愛されててよかった (2022年7月1日 3時) (
レス) @page5 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - エース助かって欲しいですね！これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年8月13日 18時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時間 一日（ときま いちじつ） | 作成日時：2019年7月28日 23時
