七十九話 ページ31
〜After story side〜
「なぁ昼神、さっきの高本さんとこの双子ってさ」
「間違いなく宮双子だろうね」
「だよね、もう始末されたとばかり思ってたけど……」
「実際そうなる予定だったはずだよ。
というか、あの依頼が入ればもう用済みとしか思わないじゃん。
”
毒林檎を食べても生き返った白雪姫と、舞うように敵を狩るなんとも言えぬ美しさからつけられた最悪の依頼名。
誰が付け始めたんだろうね。」
「まったくだよ。」
赤葦と昼神はトラックに揺られながらそんな会話をする。
「そういえば、
逆に三大マフィアに数えられていた白鳥沢組は急な失踪。
何があったんだろ」
「さぁね。
噂によると、白雪姫と関係あるみたいだけど。
双子だって白雪姫と関わって今まで消息不明、
白鳥沢組も白雪姫に依頼した後失踪。
俺は白雪姫、妃御殿Aが関わってると思うよ」
「まぁ普通に考えればそうだよね。」
「でもそこでひとつ疑問なんだけど、何故身を追われている双子があの屋敷に一般人といるのかだよね。」
「確かあの二人からは衛輔って呼ばれてたっけ、仲は割といいみたいだけど。」
「衛輔……珍しい名前だね、知ってたら多分すぐ出てくるけど知らないなぁ」
「昼神が知らないとなるとやっぱり一般人か。」
二人は眉を顰める。
考えても疑問しか浮かんでこない。
あの屋敷は誰のものなのか。
なぜ一般人と消えたはずの殺し屋が一緒にいるのか。
自分たちが運んだ家具の数は何と関係があるのか。
あの屋敷の主人があの一般人でなかったら誰なのか。
「ねえ赤葦。
あの前から来る黒塗りの車なんだと思う？」
「……あれ、リムジンだよ。
向こうには山しか……。
……！昼神、中に誰が乗ってるかみえる！？」
「……んー…………。
……は？
赤葦、あれ……白鳥沢組のやつらだよ」
「……は……なんでこんな所に」
一瞬で横を通り過ぎるリムジンに二人はこれ以上声が出なかった。
〜After story side end〜
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 400人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
時間一日（ときまいちじつ）(プロフ) - 緋絽さん» コメントありがとうございます！これからもキャラたくさん出てくる(出す予定)なので楽しみにしていただけると嬉しいです^^* (2020年2月21日 16時) (
レス) id: 4c0ef34530 (このIDを非表示/違反報告)
緋絽(プロフ) - めっさタイプのストーリーで度肝抜かれました。続き楽しみに待ってます。次はどこのキャラが出てくるのか、楽しみです。 (2020年2月20日 3時) (レス) id: 9dee7f56fc (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ@天かすっこ(プロフ) - 時間一日（ときまいちじつ）さん» 全然大丈夫です！これからも楽しみにしてます！ (2020年1月30日 16時) (レス) id: f129b71bbe (このIDを非表示/違反報告)
時間一日（ときまいちじつ）(プロフ) - ひとみ@天かすっこさん» 返信遅くなってしまいすいません。応援ありがとうございます、励みになります。更新頑張ります^^* (2020年1月29日 23時) (レス) id: 4c0ef34530 (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ@天かすっこ(プロフ) - 1月初めから読み始めたんですけどこの話が私の好みドンピシャで、すごく好きです！これからも更新待ってるので頑張ってください！ (2020年1月25日 19時) (レス) id: f129b71bbe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：時間 一日（ときま いちじつ） | 作成日時：2019年12月15日 23時
