自,さつしようとしたら(ゆりりん様リク) ページ35
何もかもに疲れてしまった私は海にいた。
『･･･死んじゃおうかな､コビーくん･･･ごめんね』
私は海の中にゆっくり入る。時期のせいで体が冷たいがそんなことは気にしなかった。
どんどん海の中に入り、急に深くなり私はそのまま沈んでしまった。
ゴボッ･･･
水を飲みこんでしまったが気にせずそのまま沈む。
『(あぁ、死ぬんだな･･･)』
意識が薄れてくる中突然何かに引っ張られる感覚がした。
『(･･･？)』
目を開けるとそこには桃色の髪が見えた。
『(コビーくん･･･？)』
コビーくんが私を抱きしめて上に引っ張ってくれている。
その姿を見た後、意識を失った。
『･･･ごほっ！ごほっ！』
「Aさん！」
目を覚ますとコビーくんの顔がアップで写っていた。
『コビッ･･･くッ･･･！』
「落ち着いて、ゆっくり深呼吸して！」
『はぁっ･･･っ･･･はぁっ･･･』
コビーくんが私を支えながら背中をさすってくれた。
『コビーくん･･･なんで･･･』
「なんでじゃない！僕が見つけてなかったら死ぬとこだったんだよ！？」
『･･･死にたかった』
「っ･･･！」
パシンッと音がしたと同時に私の頬に痛みが感じた。コビーくんに叩かれたのだ。
『っ･･･』
「この前言ったよね？僕を頼ってって･･･なんで、頼ってくれなかったの。辛かったら、いつでも頼ってよ。僕は、Aさんがいなくなるなんて考えたくないんだ」
コビーくんは涙を流しながら私を真っすぐ見つめてくる。
「お願い･･･僕の前から、いなくならないで･･･」
コビーくんが私の体を強く抱きしめた。
抱きしめられたときコビーくんの温かさを感じて涙が出てきた。
『ごめんなさっ･･･ごめん･･･なさいっ･･･』
私はコビーくんを抱きしめ返した。
「僕こそごめんね･･･叩いちゃった、痛かったよね」
コビーくんが私の赤くなった頬に手を当て撫でてくれた。
『大丈夫･･･』
「Aさんは頑張ってるよ、大丈夫･･･疲れたんだよね･･」
ちゅっとコビーくんが私の額にキスをする。
『コビーくん･･･ありがとう･･･』
「えへへ、どういたしまして」
私はコビーくんの温かさに幸せを感じながら目を閉じ、体をコビーくんに預けた。
「疲れたでしょ？寝てもいいよ、僕が部屋まで運ぶから」
『でも･･･』
「大丈夫、ずっと傍にいるよ」
その言葉に安心して私は眠りについた。
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遅くなってすみません！いかがでしょうか
自,さつしようとした夢主でした！
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恋依(プロフ) - 初恋をして15年……早い…コビー好きすぎました……夢が叶った気がします…… (11月13日 3時) (
レス) id: 2800c33a9f (このIDを非表示/違反報告)
天然石 - 早く続き更新してほしいです (2023年3月19日 17時) (レス) @page44 id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
FROM 13 - 自殺しようとした主人公ちゃんを止めるｺﾋﾞｰ君カッコよすぎます❤(ちなみに私もｺﾋﾞｰ君推しです🎵) (2023年1月15日 0時) (レス) @page35 id: 7a02670e78 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - noppiさん» ありがとうございます！早めに更新出来るように頑張りますので！もうしばらくお待ちください🙏 (2022年11月23日 18時) (レス) id: 9c8b7dd3b3 (このIDを非表示/違反報告)
noppi(プロフ) - 続きが楽しみです！！ (2022年11月23日 12時) (レス) @page44 id: b90efc2fe0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちご | 作成日時：2022年8月20日 3時
