検索窓
今日:3 hit、昨日:33 hit、合計:63,782 hit

ページ4

.


「 っ…ああああ!!おい!しっかりしろよ!!」



一人の隊士が崩れ落ちた。

最悪だ…間に合わなかった。



「 息は!?」


「 ある…っ!!」


「 今すぐに止血!!!」



……まだ生きている。

ここで止まってる暇なんてない。


上空で羽音が鳴ったのが分かった。

氷雨が飛び立っていく。



「 ……っ、ある程度止血が終わったら
そこで刀構えて絶対に動かないで。」



この人たちは、鬼に囲まれていることに気づいていない。


ここに逃げ場はないから…
私が戦わなきゃ、全員死ぬ。


肺いっぱいに空気を吸い込んだ。



「 氷の呼吸

陸ノ型 ⎯⎯ 霜崩(そうほう)



刀を振るい、必死で鬼を斬る。


二体、三体、四体…確実に首を落としていく。


避けるつもりもない攻撃により、かすり傷が全身にあったけれど、これも想定内。

私の稀血の効果で、私に攻撃が集中。男性隊士の方に鬼の意識は向いていない。



はず、だった。



「 っ、…危ない!!」



男性隊士の方に鬼の攻撃が向かった。

刀を構えるように…と言ってあるからと、一応振り向くと、



「 ……嘘でしょ、」



なんと、

丸腰で蹲っていた。


反射で飛び出し咄嗟に攻撃を止めようと手を伸ばすと、鬼の首がぐるりと回転し、不気味に…ニタァと笑みを浮かべた。


っ…やられた!!



気がつくと同時に、右腕に骨まで達する深い裂傷。

一瞬で体の熱も感覚も奪われる。



「 ……い゙っ…… 」



罠だ……私を陥れるための罠だった。

私が助けに来るのを分かって、ワザと。


一番気をつけていた右腕の怪我を呼吸で止血しつつ、刀を左手に持ち替え、歯を食いしばって踏み込んだ。


鬼の首を斬り落とした瞬間、背後から別の殺気。


無理だ…間に合わない。


せめて、受け身を…と体制を変えた、その時。



「 風の呼吸

肆ノ型 ⎯⎯ 昇上砂塵嵐 」



鋭い声と共に突風が吹き荒れ、
気がつけば後ろに居たはずの鬼は斬り刻まれていた。



「 Aッ…!!」



強く抱きかかえられ、地面を蹴る衝撃で身体が浮いた。



この場で、私のことをその呼び方で呼ぶのは

……ただ一人だけ。

.

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (159 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1043人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥 , 胡蝶しのぶ   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あまね(プロフ) - 好きやわー!! (1月31日 12時) (レス) @page49 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
るるるん - 更新めっちゃ嬉しいです‪😭藤霞さんのペースで大丈夫ですよ!!ゆっくり楽しみに待ってます☺️ (1月12日 14時) (レス) @page49 id: 9d5107cf2a (このIDを非表示/違反報告)
うおう(プロフ) - 更新うれしすぎる!体調に気をつけてください! (12月30日 12時) (レス) @page49 id: 28c4fbadbc (このIDを非表示/違反報告)
藤霞(プロフ) - るるるん様 私生活がバタバタしておりまして…落ち着いたらまとめて更新する予定です…!絶っっ対に完結させます!頑張りますね; ; (11月2日 3時) (レス) id: 0c8bcdfefe (このIDを非表示/違反報告)
るるるん - もう更新しない感じですか😭😭更新あること願ってます💖 (11月2日 0時) (レス) @page45 id: a564186e93 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:藤霞 | 作成日時:2025年9月1日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。