すまんな ページ3
「およ?」
見覚えのある天井……医務室か。しっかりカーテンもかけてある。
ふう…………にしても、腹の辺りが重いな。大抵こういう時は誰かが頭を乗せて寝てるってパティーンなんだけど……
お。クロノさんだ。イケメンは寝顔もイケメンなんだな羨ましい。
……ほんと、綺麗な寝顔だな…ちょっとくらい、ほっぺぷにぷにしてもいいよね?
なんて考えでクロノさんの頬に手を伸ばすと、パシッと音をたてて私の手が掴まれた。
「A。起きてたんですね。」
「あー、えー、はい…今さっき……それよりクロノさん?お手手離していただけます？」
「…………」
「クロノさん。離しtいだだだだだだ！ちょっ痛いってクロノさん!」
いやほんと、私のプリティなお手手に痣ができるから。離しておくれ。ほら今パキッて鳴ったよ!やめてよ指細くするためにそれやらないようにしてたのに！
……ん?なんでお目目がギンギラギンにさりげなく状態(訳:目がギラついてる)になってるんだい?
「A…」
「うん。一旦落ち着こうクロノさん。声に熱がこもってるから。ここでやったらバレるから。若と窃野くんに半殺しにされるから。」
「A、A、A」
「やべぇよクロノさんがヤンデレみたいになってる。」
手は離してくれたけど、今度はすごい力で抱きついて来たんだがどうすればいい。苦しいんだけど。
待ってほんとに苦しい窒息するって待って骨もミシミシ鳴ってるから待てってばよ！離してよぉぉ！
「グロノざん!ぐるじい!!」
「…………」
すると、限界まで込められていた力がいきなり抜けた。密着していた体も離れて、クロノさんの顔が見える。
「…A」
まるで迷子になった子供のような、悲しい顔をしていた。
「…………ごめんね…心配かけちゃって……大丈夫、私はここにいるから。
……絶対に、死なないから。」
大丈夫、大丈夫、と優しく囁きながら体を寄せて背をゆっくりと撫でる。
……そっちが年上なのに、そんな顔しないでよ。
「Aが血を吐いたって聞いた時、俺、生きた心地しなかった。」
「うん」
「でもまたあの時みたいに直ぐに生き返るだろうから、大丈夫だって思ってた。」
「うん」
「…………Aがここで寝てるの見たら、大丈夫だって思っても、怖かった…死ぬんじゃないかって…思った。」
「…ははっ…なんだ…そんな事か。」
――――心配しなくていいんだよ、クロノさん。
―――――――僕はずっと、この世にいるから。
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雪羅(プロフ) - (・・)さん» ありがとうございます!その言葉をおかずに頑張ります。(もぐもぐ) (2019年7月20日 23時) (
レス) id: 48a3f9ea31 (このIDを非表示/違反報告)
雪羅(プロフ) - 杏羽さん» 私の変態ぶりを褒められたのは初めてだ…嬉しいですっ!!ありがとうございます!! (2019年7月20日 23時) (レス) id: 48a3f9ea31 (このIDを非表示/違反報告)
(・・) - 消太お兄ちゃんは小汚なく(以下略)ご馳走さまでした (2019年7月20日 23時) (レス) id: 87b861a0f6 (このIDを非表示/違反報告)
杏羽(プロフ) - コメント失礼します！！めっちゃ好きです。夢主ちゃんの変態さとか、作者様の変態さとかいいぞもっとやｒ（殴 とにかくこれからも、応援しています！！ (2019年7月20日 23時) (レス) id: ebcf525d5c (このIDを非表示/違反報告)
(・・) - おお分かりました！まってまーす(よろしければ環君との絡みをふやしてくだされb((殴) (2019年7月20日 23時) (レス) id: 87b861a0f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪羅 | 作成日時：2019年5月3日 21時
