何?この世界ってイケメンしかいないの? ページ24
「……」
「……」
また無言タイムかよ。好きだなこの人。
いつの間にか屋敷内に入っていた私たち2人。無言タイムが嫌いなわけではないが、周囲の人から向けられる視線がとても痛いのでなにか話さないと気が狂いそうである。(もう狂ってる)
「ねぇお兄さん。通り過ぎる人達から哀れみの目を向けられるんだけどなんでかな」
「大丈夫ですよ。後で半殺しにしときやすから」
「わあお、物騒だぁ」
ちなみに私は陰キャを極めているので、人の考えてる事は大体わかる。今通り過ぎた人達が哀れみの目を向けたのは、『補佐…ついに新しい扉を…』とか考えてたからだと私は考察する。ていうか大方合ってる。だってこの人変態だもん(二次創作でのみ)
まぁ変態は私もだけど。
「お嬢さん、個性はあるんで?」
「んー、無いとは思うけど……小指の関節が無いから、一概にそうとも言いきれんのよなぁ」
「まぁ、無い方が都合はいい」
…てことは、もしかしてオーバーホールさんこと若に会うのかな?
ありえるな。個性が無いってだけで気に入られるパティーンの小説もあるくらいだし。オバ出なんかもそうだよね。
ごめんね健全な夢女子諸君。作者が腐、夢、姫の全てに該当する人間だからさ。私と同じ変態だからさ。腐要素とか百合要素とか入れるけど勘弁してね。
長い長い地下通路を通って、変態補佐の足取りも大分落ち着いてきた頃。他の部屋とは違う作りの扉の前まで来ました。おそらく組長か若の部屋。怖い。威圧感半端ないって!
「若頭、入りやすよ」
「ああ」
短いけど、やばいくらいの低音甘々エrチック津田ボイスが、扉越しに聞こえてきた。部屋に入れば、なるほど、まるで執務室のようである。
「お前…ついに幼女にまで手を出したか」
「勘違いしないでくれ、廻」
あっ待って廻呼び。廻呼びだよやばい。尊い。
何やら資料を読んでいる若の前の椅子にちょこんと座らされ、後ろに回った補佐に肩を優しく掴まれた。その気になれば振り払えるけど、前後から来る威圧感がそれをさせない。まさに前門の虎、後門の狼だ。(ちょっと違う)
「このガキは使えるのか?」
「無個性のようですから、身の回りの世話は任せられるかと」
「歳は?」
「…9歳です…」
怖い。その一言に尽きる。推しだからある程度は大丈夫だとか思ってた数分前の自分を殴りたい。
「クロノ、音本呼んでこい」
「へい」
ふ…と、後ろからの威圧感が消えた。私はゆっくりと息を吐き、改めて若と相対した。
ちと待てやお兄さん。お口が勝手に動いてるんだけど?→←はい!!!嫌な予感的中ぅぅ!!!
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雪羅(プロフ) - Miraiさん» コメントありがとうございます!読者さんのノリが良くてこっちも面白いです。ごくせん好きなのでそう言って頂けて嬉しいです!! (2020年3月11日 13時) (
レス) id: 9caae3673b (このIDを非表示/違反報告)
Mirai - なんかごくせんみたいだった。面白かった、、ｗｗｗ (2020年3月10日 12時) (レス) id: 425ef9bbb8 (このIDを非表示/違反報告)
Mirai - 初コメなんですけど、ここのコメ欄面白すぎません？やばみざわなんですけど？時代遅れがでてしまった、、 (2020年3月10日 11時) (レス) id: 425ef9bbb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪羅(プロフ) - アトラさん» くっ…漆黒の翼め…!この性(聖)なる母である私に喧嘩を売ろうというのか!? (2019年7月31日 22時) (レス) id: 9caae3673b (このIDを非表示/違反報告)
アトラ - ふふ...漆黒の翼の私前ではそんな言葉珍しくもないわ(変態) (2019年7月31日 10時) (レス) id: 32785243ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪羅 | 作成日時：2019年3月22日 12時
